【文スト】噂の野良猫娘 ４

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まさかの賢治以外で考えろと？



さきイカを齧りながら腕を組んで考え込む。



「……Aちゃん、顔が怖いですわ」

「そんなに考える事かい？ じゃあ敦は？ 普段から話してるだろう？」

『え、敦？ 敦……は何か違う』

「何かって何だい？」

『何となくだよ』

「駄目ですわ、与謝野さん。敦さんには鏡花ちゃんが居ます！」

「あぁ〜そうだったねぇ〜」



ニヤニヤと話す二人。

隣の鏡花は少し顔を赤くしていた。



『え？ そうな――』

「違う」

『ぎやぁっ！ 痛いよ鏡花っ！？ 何で脇腹突くのっ！？ まだ何も云ってないよウチッ！』









「……そうなると敦も除外。序に谷崎も除外だねぇ」

『潤くんはナオミちゃん一筋だもんね』

「もう〜嫌ですわぁ〜お二人して〜」



顔を赤くして照れるナオミちゃん。



『それ以外となると……』





国木田さん？

いや、何か色々五月蝿そう。





「国木田の場合、理想の女性像が決まってるからねぇ。条件が多過ぎて大変な事になっているけど」

『え、何それ聞きたい』

「知りたいなら手帳覗いて見な。全部書いてあるから」

『分かった。今度見てみる』





太宰さんは論外。





「即答なのかい」

『だって何か疲れそう。国木田さん見てたら分かる』

「同感だね」





じゃあ、乱歩さん？





『あ、でも一緒にお菓子食べるのは楽しいよ』

「良く一緒に食べていますもんね」

「傍から見たら、兄妹仲良くおやつタイムって感じにしか見えないけどねぇ」





残るは社長。

社長……社長は……。





『……お父さんって感じ？』

「そう云やぁ鏡花は『孫』だったっけ？」

「そんな話もありましたわね！」

『鏡花が社長の孫……何か似ている。って事はウチも孫？』

「ぶははっ！ それじゃあ、国木田はお父さんかい？」

『お父さん？ いや、どっちかって云うとお母さん？









　……って、あれ？ 何の話だっけ？』









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いなほ*さん からのリクエスト

「女子キャラで女子会」です。



ホント、ぐだぐだですみませんっ！！



女子会 ⇒ 恋バナ？ の流れになったけど、

良く考えたら夢主ちゃんに振る話じゃないね。



結論から云って、近所の野良猫達が一番癒しだね。



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