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『ぜぇぜぇ……』
芝生へ大の字に倒れ込む。
沢山投げたし沢山走ったし……無理、もう無理。
その時、屋敷の扉が開いて人が出て来た。
刑事さんが男を取り囲んで連れて行った。
手には上着が掛けられていた――犯人だ。
その後ろから眼鏡を外した乱歩さんが出て来た。
『犯人捕まったんだね』
「当ったり前じゃないか！ 僕を誰だと思ってんの？」
『お疲れです、名探偵』
ウチもお疲れだよ、と云いながら立ち上がった。
《――》
『……乱歩さんウチちょっとトイレ。すみませ〜んトイレ何処ですかぁ？』
乱歩さんからの視線が痛いが、ウチは屋敷の中へ入った。
トイレを済ませた後、ウチは声のする方へ歩いて行った。
ウチだけに聞こえる、悲しい声。
だから、放って置けないよ。
ドアを開けると、ゲージが置かれていた。
『泣いているのは君だよね？』
中にはマルチーズが居た。
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「君はどう仕様もない大莫迦だ」
目が覚めると乱歩さんが顔を覗き込んでいた。
ウチはゲージの前で倒れた。
何故か――云うまでも無い。
『……良いよ大莫迦で。それで乱歩さんが許してくれるなら』
「怒るのも面倒臭い。全く、折角僕が忠告してあげたのに無駄にするなんて」
大きな溜息が降って来た。
ウチは怠い体を起こして自分の体を確認する。
『……痣が無い』
「今回は偶々運が良かっただけだよ。ほらほら、大丈夫ならさっさと帰るよ！
何時までも刑事さん待たせていたら、君のトイレが長いって思われるよ！」
『え、それはヤダ』
乱歩さんに急かされて頭をくらくらさせながら立ち上がる。
《A、ありがとう》
後ろから声がしてみれば、マルチーズがふわふわと尻尾を振っていた。
『どういたしまして』
ウチはマルチーズに手を振って、乱歩さんの背中を追った。
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事件解決して社に戻った。
そして、正座をしている。
『怒るのも面倒って云ったじゃん！』
「だからって怒らないとは云っていない！」
『反省してる……って、ウチの前でケーキ食べないでよ！』
「知らな〜い。あぁケーキ美味しいなぁ〜」
『ウチも食べたい！』
「だ〜め！ はいあと一時間」
『鬼！』
―――――――――――――――――――――――――――――――
RANAさん、通りすがりの音ゲーマーさん からのリクエスト
「乱歩さんと事件解決に行く」「リアル101匹わんちゃん」
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はるか(プロフ) - すみません、リクエストお願いします。何でもいいのでネコ科の動物に乗って夢主が、爆走するのを書いてもらえればうれしいです。よろしくお願いします。 (2018年6月20日 0時) (
レス) id: 2bc02ca7fa (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - すみません、少し思いついたのでリクエストさせていただきます!夢主ちゃんと鏡花ちゃんが兎達とふれあってるほのぼのしたお話を書いていただきたいです!よければよろしくお願いします! (2018年6月17日 7時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - RANAさん» 創作出来ました。リクありがとうございます！ (2018年6月17日 0時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 最新話みました！！めちゃめちゃ面白くて大好きです！！ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2018年6月16日 23時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 蛞蝓さんで吹き出しました(笑)面白いです。更新頑張って下さい！応援してます。 (2018年5月23日 10時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2018年4月22日 23時
