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国木田Side


「……はぁ〜、何であの2人、疲れてないの?」



大分離れた所を歩く少年少女を眺めて、息を切らしながら太宰が呟いた。



「はぁ、私も年かなぁ〜」

「二十代前半が何を云っている」

「国木田君だってバテてるじゃないかぁ」

「五月蝿いっ! お前よりはバテてないっ!」

「そんな変わらないよぉ……はぁあ、疲れたぁ、国木田君ちょっと休もうよ」



太宰がその場に座り込んでしまった。



「お前ぇ……さっきもそう云って休んでいたではないか」

「あぁ〜駄目だぁ〜もう足が棒になって動けない〜もう一歩の歩けない〜」



駄々を捏ね始めた太宰に頭を抱える。

とりあえず、一発殴っておこうか。



「……ん? 何これ」



すると、太宰が何かに気付いて草むらの中を掻き分ける。



「如何した? 変な茸を見付けても無闇に食べるなよ」



また奇声を発しながら暴れられても困るからな。





「……国木田君、この森、出るの猪だけじゃないみたい」





神妙な顔つきで太宰が振り返り、草むらから倒れた看板を拾い上げた。





【危険!! クマ出没注意!!】





「……こんな森の中だ。有ったとしても何ら不思議ではないだろ」

「だよねぇ〜幾らなんでもそんな都合良く熊なんか――」



と、太宰が云い掛けた時、草むらがガサガサと揺れて――









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――真っ黒い大きな熊がのっそりと出て来た。









「「……」」









全身が硬直した。



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 ・ →←或る日森の中



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はるか(プロフ) - すみません、リクエストお願いします。何でもいいのでネコ科の動物に乗って夢主が、爆走するのを書いてもらえればうれしいです。よろしくお願いします。 (2018年6月20日 0時) (レス) id: 2bc02ca7fa (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - すみません、少し思いついたのでリクエストさせていただきます!夢主ちゃんと鏡花ちゃんが兎達とふれあってるほのぼのしたお話を書いていただきたいです!よければよろしくお願いします! (2018年6月17日 7時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - RANAさん» 創作出来ました。リクありがとうございます! (2018年6月17日 0時) (レス) id: 1f1c692189 (このIDを非表示/違反報告)
RANA(プロフ) - 最新話みました!!めちゃめちゃ面白くて大好きです!!ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2018年6月16日 23時) (レス) id: 4350057b28 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 蛞蝓さんで吹き出しました(笑)面白いです。更新頑張って下さい!応援してます。 (2018年5月23日 10時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2018年4月22日 23時

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