検索窓
今日:7 hit、昨日:34 hit、合計:189,549 hit

25 ページ27

.





組合が動き始めた。

ポートマフィアだけでなく、武装探偵社にも組合の刺客が仕向けられたそうだ。



ポートマフィアの尾崎紅葉が、泉鏡花を連れ戻そうと出て行った後、組合の襲撃に遭った。

ポートマフィアが駆け付けた時には、既に探偵社に連れ去られた後だった。









.









「敵拠点攻撃は何時だって心躍るねぇ。早速次のギグだ。準備は良いかい?」



<完了しています>



「そちらは武装探偵社を粉砕するに十分な戦力だ。とびきりのリフを期待しているよ」









.









「社長、オフェンスを呼び戻した方が良い」



「敵か。襲撃規模は? 何人だ?」





乱歩は監視映像を社長に見せた。





「……2人だ」









.









「あ〜あぁ、な〜んでかなぁ〜」



「五月蝿ぇなぁ手前は先刻からっ!」





暗い洞窟を線路沿いに中也と津島が歩く。

此処まで来る道のり、津島は不満を口から漏らしていた。





「僕要らないよねぇ? 中也一人で行けるよねぇ?」



「首領が決めた事だ。まだ文句云う様なら手前を此処で処刑すっぞ」



「だって……あ、そうか、中也が一人でお遣い出来るか心配だから、首領は僕を――」



「なワケあるかぁっ!!」





容赦の無い中也の蹴りが津島の側頭部目掛けて飛んで来る。

それをふいっと体を反らして避ける。





「ほらまたそうやってすぐ足が出る。短いんだからちゃんと仕舞っといてよ」



「何なら手前の脚も折り畳んでやろうかぁ? ちったぁスッキリするだろうさっ!」



「はいはい、もう良いからアレどうにかしてよ」





怒る中也を流して津島が指を指す。



暗闇の奥の方に、自動銃座が見えた。

赤い光が真っ直ぐ中也を捉えていた。





「ったく、煩わしいっ」





中也は異能力で自動銃座を破壊し、上にある監視カメラに目を向けた。





「特使の接待役がこんなデクとは、泣かせる人手不足じゃねぇか。生きてる奴が出て来いよ」





.

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
345人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ネコぱふぇ(プロフ) - 光華さん» 率直な感想ありがとうございます。 (2020年10月31日 22時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - もうほんと、最高!! (2020年10月31日 6時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - マナさん» ありがとうございます。 (2020年10月22日 17時) (レス) id: f468936552 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - すごく…タイプです… (2020年10月22日 16時) (レス) id: da5e25c6ab (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 紅寧さん» 黒の時代の太宰を更に拗らせたドSです。とことん他人を虐めるのでどうぞよろしくお願いします。 (2020年10月12日 21時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2020年9月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。