【呪術廻戦】妹も頑張る〜番外編〜２

虎杖兄妹の日常 ページ11

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※現代パロ。悠仁・宿儺双子設定。
※学校は中高一貫校なので一緒に登校している。

【虎杖兄妹】

悠仁・・・双子の兄。高校１年。人当たりが良く明るい性格。運動神経抜群のゴリラ。

宿儺・・・双子の弟。高校１年。他人を見下す態度で周りに敵を作り勝ち。何時も眉間に皺。

A・・・双子の兄を持つ妹。中学２年。素直で明るい性格。家族大好き。

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ある日の朝。





「ふぁ〜あ、おはよ、A」



『おはよ、悠兄ちゃん』





朝ご飯を用意するAに挨拶をしながら悠仁は席に着いた。





「あれ？ 何で弁当？」



『今日中学給食お休みでさ。自分の作るついでにお兄ちゃん達の分も作ったよ』



「おぉサンキューな。んじゃ朝飯いただきまーす」



『あ、そうだ、宿兄ちゃんは？』



「あーまだ寝てる。帰って来たの明け方頃だったから」



『えぇっ！？ もうまた夜遊び？ 学校遅れるじゃん』





起こしに行こうとするAと悠仁は止めた。

先程悠仁が起こしに行ったら「喧しい、殺すぞ」と言われ、グーパンが飛んで来たそうだ。





「あいつ今日は学校行かねぇよ」



『もう、出席日数足りなくて私と同級生になっても知らないから』



「そうなるとあいつ２回も留年する事になるな。まぁそれでもあいつ成績良いけど」



『成績が良くても生活態度が悪かったらプラマイゼロだよ』





宿儺が夜遅くに帰って来る事は多々ある。

大体は他校に絡まれたり、それを返り討ちにしたり、近所の不良とやんちゃしている。

高校生活2ヶ月で「虎杖兄弟のヤバい方」と言われる程に有名になってしまった。





「あ、あと今日俺部活で遅くなるから」



『うん、分かった』





朝食を食べて仕度を終えると、Aは宿儺が寝ている部屋をノックする。





『宿兄ちゃん、じゃあ私と悠兄ちゃんもう学校行くから、お留守番よろしくね！』





声を掛けるも中からの返答はない。

それでも続けるA。





『あとお弁当作ってあるから起きたら食べてね。それと、出掛けるなら戸締りはしっかりしてね。それから――』



「五月蠅い。いいからさっさと行け」





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