箒のお化け ページ7
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乙骨Side
「Aちゃんのお兄ちゃんって、どんな人?」
『あのね、すごくやさしくて、かっこよくて、足がはやくてね』
階段を登りながらAちゃんと話をした。
さっきまでの警戒心がなくなり、普通に話してくれた。
階段を登り切った所で、向こうから人が歩いて来た。
「あっ! 憂太じゃん! お疲れサマンサ〜!」
陽気な挨拶とあの目隠しは五条先生。
「って、A、こんな所に居たっ!」
すると、僕が抱えるAちゃんを見て、五条先生が声を上げた。
「もう捜したんだよ? いきなり居なくなってみんな心配したんだからね!」
『うぁっ……』
五条先生が近付くと、Aが怯えた様子で僕の服をぎゅっと掴んで肩に顔を埋めてしまった。
『ほうきのお化けっ、しゃべったっ』
「箒っ!?」
(ブフッ……ほ、箒っ)
「憂太、今笑った?」
「イイエ……ところで、この子知り合いですか?」
「僕の生徒の、あぁこの前話した宿儺の器の妹でね。ちょっとした呪術で小っさくなっちゃって。少し目を離してたらどっか行っちゃってさぁ」
呪術で幼児化してしまったらしい。
本当は中学2年生だそうだ。
「でも憂太が見付けてくれてて助かったぁ〜! さぁA、悠仁の所に戻ろう」
五条先生が手を出して抱えようとしたら、僕の服を掴む力が更に強まって、
『やっ!』
全身で拒絶した。
「……」
「……えっと、五条先生」
「良いもん……僕は……箒のお化けは、ここで掃除してますからっ!」
拗ねた。
28歳にもなる大人が、その場にしゃがみ込んで膝を抱えていじけてしまった。
「……じゃあ、僕行きますね」
「憂太冷たいっ! 僕泣くよっ! 良いのっ!?」
(面倒臭い……)
泣きながら目の前で転がる28歳男性。
この人、僕の恩師なんだよね。
「おーい、五条せんせー……って何? どうしたの?」
その時遠くの方から男子が一人走って来た。
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かさ(プロフ) - 番外編も大好きですぅうう!! (2022年7月2日 12時) (レス) @page39 id: 82f5c86142 (このIDを非表示/違反報告)
ケコ - 大好きです!!!!! (2022年6月20日 1時) (レス) @page19 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
パルフェ - ネコパフェさんいつもリクエスト聞いてくれてありがとうございます (2021年7月14日 20時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
パルフェ - うーん悩みますね五条先生と一緒に捕えられて封印するときは別々ですかねちなみに渋谷のハロウィンで封印されてるところがいいんですけどお願いしてもいいですか? (2021年7月14日 20時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - パルフェさん» リクエストありがとうございます。この場合、五条さんと一緒? それとも別の場所でですかね? (2021年7月11日 22時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2021年6月19日 23時