【銀魂】毒舌娘、血が沸く

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――カタンッ





しかし、バズーカは傾いて床に倒れた。

横向きになった瞬間、銃口から弾が飛び出し道へ転がって行った。

弾は道の中央に止まり、そして、それを誰かが拾い上げた。





『ん？ 何コレ？』





拾い上げたのはAだった。





「バッ！ Aっ！ 今すぐそれ捨て――」










――ピピピッピーッ！！










『――え？』





弾から電子音がした途端、爆破した。





「どわぁぁぁっ！？」





爆風によって銀時と源外は吹き飛び、背中を壁に叩き付けられた。

爆煙が立ち込めて完全にAの姿は見えなくなった。





「おいィィィッ！！ 殺傷能力無い割に何だこの威力っ！？ 只のバズーカじゃねぇかっ！？」



「ちっとリアリティ求め過ぎたか？」



「要らねぇんだよそんなもんっ！」





そんな事よりAは無事だろうか。

この威力を至近距離で受けたのだ。





安否を確認する為、銀時は爆煙の中に飛び込んだ。





「Aっ無事か！？ おい！ 返事しろっ！？」





『――ゲホッゲホッ、何この煙』





声が聞こえた方を見ると、人影が見えた。

思わずその影に手を伸ばし、肩を掴んだ。





「おい無事…………か？」





彼女を振り向かせた……が、銀時の知るAではなかった。



長かった髪は、肩に触れるかどうかのショート。

女っ気の無い着物とすっぴん顔が、女らしい華やかな着物を着て化粧をした顔。

顔つきも、何処となく大人びていて……ま、まさか、これって……。





「未来のAと、入れ替わってるぅぅぅっ！？」





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