フリイダム ページ45
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織田作Side
安吾とミミックについて考えるのを一時中断して、咖喱飯を食べながら店主と会話を交わす。
「子供たちの様子はどうだ?」
「相変わらずだよ。小型ギャングさ」
やんちゃ盛りな子供達に、あと五人増えたら国際協力銀行の襲撃も出来そうだと、店主は云っていた。
「それに、あの子らには優秀な参謀殿が居るからね」
「参謀? ……あぁ」
一瞬考えたがすぐにその参謀の顔が浮かび笑みが零れる。
丁度そこで店の扉が開いた。
『只今帰りました。あっ! 織田作さん!』
「ほら、噂をすれば参謀殿のお帰りだよ」
「その様だな」
『? 何の話ですか?』
買い物袋を提げて入って来たA。
俺達の会話の内容が分からず首を傾げていた。
「織田作ちゃん、折角だから子供達に顔を出して来ると良いよ」
『そうしてください、織田作さん』
ニッコリ笑うAに見送られながら、俺は二階に向かった。
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ASide
織田作さんが二階に上がって暫くすると、ドタドタと奮闘する音が聞こえた。
今回は私も加わって作戦を立ててみたが、上手く行くだろうか。
織田作さんが食べ終わった食器を片付けながら、そんな事を考えていた。
賑やかな音がピタリと止んだ後、幸介さんの笑い悶えている声が聞こえて来た。
如何やら今回も織田作さんの勝ちの様ですね。
その時、店のドアが開いて誰かが入って来た。
視線をそちらに向けて、入って来た人物を見た途端、ビクッと肩を揺らした。
「やぁ久し振り、Aちゃん」
『……』
黒い外套を羽織った包帯男が笑みを浮かべて立って居た。
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ネコぱふぇ(プロフ) - 名無し28935号さん» ご名答! 勝手に拝借しましたぁ('Д')ハハハ (2018年1月24日 1時) (レス) id: 20fe41653a (このIDを非表示/違反報告)
名無し28935号(プロフ) - 竹一って人間失格の耳だれの男の子ですよね!!!!!!!!!!!(違ったらすいません) (2018年1月24日 0時) (レス) id: 8c7fb5ba75 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - なーさんさん» ご指摘の部分はちょっと加えて修正済みです。応援ありがとうございます! (2017年12月26日 1時) (レス) id: 20fe41653a (このIDを非表示/違反報告)
なーさん - ネコぱふぇさん» いえいえ(汗)これからも楽しみにしておりますので頑張ってください!応援しています(*´ー`*) (2017年12月26日 0時) (レス) id: addadc6628 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - なーさんさん» ぐふぅ……ホントだ勉強不足で済みません(/ω\)ご指摘感謝します!これからも頑張ります! (2017年12月25日 21時) (レス) id: 20fe41653a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2017年12月4日 0時