【呪術廻戦】妹も頑張る３

お留守番の妹 ページ2

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「んじゃ、行って来るっ！」



『うん、行ってらっしゃい！』





悠仁は五条とAに手を振って七海の後に続いて行った。

二人の背中を見送ったAは、振っていた手を下ろした。





「やっぱり寂しい？」



『え？』





隣の五条に言われ、Aは思わず顔を上げた。





『私そんな顔してました？』



「うん。飼い主に置いて行かれた仔犬みたいな表情してた」



『そ、そんな筈ないですっ』





とはいっても、本当にそんな表情をしていたと思うと、自然と顔に熱が集まる。





『ちょっと寂しいですけど、お兄ちゃん頑張るって言ってたし。それに七海さんも一緒ですから』



「七海って堅物で真面目ちゃんだけど、ちゃんと面倒は見てくれるから安心だよ」



『はい、とても頼もしい人でしたね』





呪術師最強の五条とはまた違う、安心感を覚える人だった。





「あ、僕もこれから海外出張で暫く居ないんだよねぇ」



『そうですか。お仕事頑張ってください』



「あ、うん……Aって偶に僕に塩対応だよね」



『え、そうですか？』



(無自覚なんだよねぇ、この子……)





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