落ち込む1年 ページ30
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グラウンドにて、京都姉妹校交流会に向けて、1、2年は訓練をしていた。
「そろそろ休憩にするか」
「しゃけ」
「だぁーっ! 疲れたっ! 喉乾いたわ」
日陰になった場所に座り込み休憩を取る生徒達。
「そう言えば、パンダ先輩は?」
「もう来る頃だ。あと、今日は悟から差し入れがあるらしい」
「え、五条先生から? 何か裏ありません?」
「多分な」
「いやそこは素直に受け取りましょうよ」
そんな事を話していると、遠くからドドドッと足音が聞こえて来た。
「ツナツナ」
「あ、パンダだ」
「……ん? 何か抱えてますよ?」
走って来たパンダの腕にはクーラーボックスと一人の人間。
「「Aっ!?」」
抱えられ運ばれた所為で、軽く目を回してぐったりしているAがいた。
「何だ、お前等知り合いか?」
「この前……死んだ同級生の妹です」
「迷子を保護して来たぞ」
『うぇ〜……』
「高菜?」
「目回してんぞ」
地面に下りたAはふらつきつつも、伏黒と釘崎の方を向いた。
二人を見た瞬間、Aはふにゃっと笑った。
『あ、伏黒さん、野薔薇さん、お疲れサマンサ〜です』
「「……」」
挨拶するAに無言にある二人。
同じく無言になって変な表情をする二年生。
『あ、あれ?』
何故皆さんそんな顔を? と無垢な表情でAが首を傾げた。
伏黒と釘崎はそっと近付いて肩に手を置く。
「悪い、
「すっかり毒されて……辛かったわね」
『え、え?』
「挨拶一つでそこまで落ち込むなよ1年」
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愛菜(プロフ) - 脹相大好きなので妹ちゃんとの絡みが待ち遠しいです…!! (2021年3月31日 4時) (レス) id: 6adb5175f1 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - すっごい面白かったです!更新頑張ってください!! (2021年3月16日 23時) (レス) id: eb3104731e (このIDを非表示/違反報告)
ムスビ - 最後まで描き続けてください誤字てしまったので書き直しました (2021年3月12日 10時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
ムスビ - この小説は最後まで続けて欲しいですだから絶対かかったきてください応援しています (2021年3月12日 10時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - ムスビさん» 嬉しいコメントありがとうございます! 頑張ります! (2021年3月11日 22時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2021年1月27日 23時