妹の首 ページ22
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ご飯も食べて訓練を再開する。
「筋は良いからその調子で頑張って」
『はい』
退室しようとした五条がドアの前で一度振り返る。
『よーし、次こそは目標達成するぞ〜』
気合を入れる為、髪を結おうとするAの後ろ姿。
何時も下ろしている髪が上げられ、うなじが見えた。
ふと、Aの首元を見て気付いた。
(あれは……)
五条がそっとAに近付き、じっとそれを見つめる。
両面宿儺の額の模様と同じ物が、Aの後ろ首にあったのだ。
それに思わず手を伸ばし指先が触れた。
『ひゃぁぁぁっ！？』
驚いて叫んだAがその場にしゃがみ込む。
落としそうになった水晶玉を全身で抱え、片手を首に当てて振り返った。
『えっ！？ 先生まだ居たんですかっ？ てっきり出て行ったのかと……』
「あーごめんごめん」
びくびくと震えながら五条を見上げるA。
軽く謝った後、五条は目線を合わせる様にしゃがみ込んだ。
「ねぇA……最近宿儺と話をしたかい？」
『す、宿儺、と……』
尋ねられてAの顔色がみるみる内に悪くなり、スッと目を逸らした。
反射的に首の後ろへ手が伸びていた。
「心当たりあるの？」
自然と五条の声が低くなり、Aの肩がビクリと跳ねた。
『その……私、覚えてなくて……少し前に思い出して……』
「何を話したの？」
『それが、全然思い出せなくて……分かるのは、その……く、首、噛まれて』
「見せて」
五条に言われて、Aは素直に背を向けて首から手を退かした。
やはり首には刻印がしっかりと刻まれていた。
(この距離に居ながら宿儺の残穢を察知出来ない。それ程上手く隠されているってことか。だけど、これは……)
「首は痛む？」
『偶にヒリヒリするくらいです』
「他に異常は？」
『今は特にないです』
五条は少し考えた後、立ち上がった。
「A、少し話をしよう」
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愛菜(プロフ) - 脹相大好きなので妹ちゃんとの絡みが待ち遠しいです…！！ (2021年3月31日 4時) (
レス) id: 6adb5175f1 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - すっごい面白かったです！更新頑張ってください！！ (2021年3月16日 23時) (レス) id: eb3104731e (このIDを非表示/違反報告)
ムスビ - 最後まで描き続けてください誤字てしまったので書き直しました (2021年3月12日 10時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
ムスビ - この小説は最後まで続けて欲しいですだから絶対かかったきてください応援しています (2021年3月12日 10時) (レス) id: 7c4a754810 (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - ムスビさん» 嬉しいコメントありがとうございます！ 頑張ります！ (2021年3月11日 22時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2021年1月27日 23時
