誰が１番？ ページ8
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虎杖Side
呪術高専には非常勤の先生が居る――須田誠一先生だ。
五条先生と同期で、体術が滅茶苦茶強い。
普段は日本中、世界中と飛び回って任務をして、
時々高専に来て生徒達の体術を見てくれているらしい。
俺が一度死んで生き返った後、交流会までの期間中は五条先生と交代で訓練を見てくれた。
親しみ易いし教え方が上手い。
伏黒とは小さい頃からの知り合いだとか、学生時代の話とか聞かせてくれた。
ナナミンが尊敬する気持ち、俺凄く分かった。
交流会後、１、２年の合同訓練の休憩時間で、そんな話を何気なく話した。
「何だよそれ、羨ましいっ！」
一番に言ったのは真希先輩だった。
その場で地団太を踏む程に悔しいらしい。
「まぁ真希は呪具使っての戦闘だし、貴重な先生だな。まだ一本も取れてないし」
「しゃけ」
「五月蝿ぇっ！ お前等相手だと手応えねぇんだよ！」
「すんませんねぇ、俺等殴る蹴るしか出来ませんで」
「呪具だったら夏油先生も得意っすよね？」
「アイツ嫌いだからヤダ」
「えぇ……」
パンダ先輩曰く、初対面が絶望的に最悪だったそうだ。
今は大分マシになった様だけど、夏油先生は特級呪術師。
普段から出張が多い為、訓練の機会も少ない。
「悠仁、今度誠一が来た時半径３ｍ接近禁止な」
「何でっ！？」
「やだ真希ったら、独占欲強過ぎ〜」
「たかな〜」
「お前等もだからな」
「理不尽っ！」
「おかかっ！」
「じゃあさ！ 次須田先生帰って来たら、最初に触った人が訓練見て貰うってどう？」
釘崎がそう提案した。
「それ良い。分かり易い」
「よーし、みんな恨みっこなしな」
「ツナマヨ」
「先生を何だと思ってんだ」
皆が盛り上がる中、伏黒だけ溜息を吐いていた。
その時、
『おーい、みんなー』
遠くの方から、須田先生が手を振りながら現れた。
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コメ - いつも面白くて楽しませていただいてます。リクエストですが須田くんが植物トリオの世代軸設定のお話お願いします。 (6月3日 21時) (
レス) id: 5747f4fe46 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ - すごく面白くって一気読みしちゃいました！須田がカッコいいです！！リクエストなのですが、学生時代に七海と二人で遠征に行って、大人になってからその思い出話をするお話をお願いします！ (2023年1月21日 20時) (レス) id: 4fd0808a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2023年1月3日 15時
