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間の抜けた声が聞こえたかと思えば、何時の間にか須田の隣に男が立って居た。

そいつは須田の肩に腕を回して凭れ掛かった。





「須田ー、またこんな所で油売ってんの?」



『五月蝿ぇな、真人。つか、デカい図体で引っ付くな、重いっ!』



「えぇ〜それは須田がチビなだけでしょ?」



『ぶん殴るぞテメェッ!』





馴れ馴れしく抱き着く真人に、心底嫌そうな表情で拒絶する須田。

巫山戯た雰囲気の中、虎杖は内心穏やかではなかった。





「真人っ!」



「やぁ虎杖悠仁。奇遇だね」



『んだよ、知り合いか?』





真人がヒラヒラと手を振るのを見て、須田は視線を向けた。





「前に説明したでしょ。宿儺の器だよ」



『あー……意外に普通の奴だな。お前より性格良さそうだ』



「酷くないっ!?」





須田は真人の腕を振り払って、刀を構え直した。

瞬間、目の前から消えた。





「っ!!」





気付いたら須田は虎杖の目の前に立っていた。





『……うっわ、速っ』





横から首を斬ろうと振った刀は、五条が止められていた。





「僕の生徒に手を出さないでくれない?」





握った刀を折って五条は須田を殴り飛ばした。

咄嗟に腕でガードした須田だったが、勢いで吹っ飛び、

真人の横を通り過ぎて建物の残骸へと倒れた。





「虎杖っ!」



「……全然、見えんかった」





虎杖は、どっと汗を拭き出して青褪めていた。





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コメ - いつも面白くて楽しませていただいてます。リクエストですが須田くんが植物トリオの世代軸設定のお話お願いします。 (6月3日 21時) (レス) id: 5747f4fe46 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ - すごく面白くって一気読みしちゃいました!須田がカッコいいです!!リクエストなのですが、学生時代に七海と二人で遠征に行って、大人になってからその思い出話をするお話をお願いします! (2023年1月21日 20時) (レス) id: 4fd0808a54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2023年1月3日 15時

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