須田誠一 生誕祭2022.03.31 ページ48
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「「おはよーございます(小声)」」
五条と家入が小声で挨拶。
夏油はその様子をビデオカメラに撮る。
「えー只今の時間、午前5時。今からセーイチに寝起きドッキリを仕掛けたいと思いやす」
一番ノリノリの五条は肩に特大のバズーカを担いで言った。
何故こんなことをしようと思ったのかと言うと、今日は須田の誕生日。
自分達の誕生日には色々と考えてくれたお礼も兼ねて、盛大に祝ってやろうという話から始まった。
しかし、普通に祝うのも釈然としない。
そこで五条は考えた。
「誕生日当日、セーイチにドッキリ仕掛けまくろうぜっ!」
「「賛成」」
夏油と家入も賛同し、手始めに寝起きドッキリを早朝から仕掛けることとなった。
「ドッキリの様子をビデオに撮って、最後にみんなで視聴しよう」
「何の拷問だよ、ウケる」
そろりと須田の部屋のドアを開く。
音を立てない様に息を顰めて三人は中へと入った。
ベッドには当然須田が眠っている。
(めっちゃ寝てる)
須田は掛布団をしっかり掛け丸くなって寝ていた。
(……此奴息してる?)
心配になるくらい静かなので、三人が耳を澄ませると、スースーと静かな寝息が聞こえて来た。
(女の子みたいな寝息してるしっ)
思わず笑いそうになる五条は必死に耐えながら、バズーカを構える。
――ドーンッ!!
『はぁっ!? はっ……? あ?』
爆音に須田が飛び起きた。
ヒラヒラと上から降って着る紙吹雪や紙テープを全身に受けながら、寝惚けた頭で状況を窺う。
「おはよ、セーイチ」
『…………なに』
「「「誕生日おめでとー」」」
『…………早ぇよお前らぁ』
くぐもった声でそう言った須田は布団に横たわる。
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金平糖 - セーイチ君大好きですwすいません...五条と夏油別で少しピンクなやつみたいです...!応援しています!! (2022年2月26日 0時) (レス) @page41 id: d9f31616d6 (このIDを非表示/違反報告)
びんぬ(プロフ) - とても面白いです! 芸能パロ出来たらお願いします (2022年2月5日 13時) (レス) id: fca2d1816a (このIDを非表示/違反報告)
hina galeliya(プロフ) - ありがとうございます、面白かったです笑 次の作品期待してます! (2022年1月14日 22時) (レス) @page35 id: 6792595ba8 (このIDを非表示/違反報告)
家具が高い - リクエスト分けたんですね!面白かったです! (2022年1月10日 18時) (レス) @page28 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - セーイチ君死なないでください( ´Д`) (2022年1月9日 12時) (レス) @page4 id: cddd8979ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2022年1月8日 23時