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『ばーちゃんとの約束、破ってごめんっ! ばーちゃんが俺の事を思って言ってくれたことは分かってた。ばーちゃんの生まれた実家がどんな所なのかも、呪術師がどんな奴かも聞いた』
額の痛みを感じ、床に擦り付けながら続けた。
『胸糞悪い連中だってことも分かった。……でも、俺はそれでも呪術師になるよ。花渡家がどうとか心底どうでも良い。俺はばーちゃんの孫だ。これからの人生、俺はばーちゃんに褒められる様な生き方をしたい。だから――』
ばっと体を起こして祖母を見上げた。
『見ててよ、ばーちゃん』
俺がそう言うと、静かに聞いていた祖母から溜息が聞こえ、
――ガツンッ
思い切り拳骨を食らった。
『いっだぁっ!』
「何生意気言ってんだい、馬鹿孫が」
そう言って、頭を押さえる俺の手に祖母の手が重なった。
「――――」
祖母の言葉を聞いて、目の前が真っ白になった。
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『……』
目を覚ませば、俺はベッドから頭から落ちていた。
頭の痛みが妙にリアルだったのはこれだったか。
起き上がって頭を押さえた。
――しっかりやりな、誠一。
『……あぁ、やってやるよ、ばーちゃん』
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金平糖 - セーイチ君大好きですwすいません...五条と夏油別で少しピンクなやつみたいです...!応援しています!! (2022年2月26日 0時) (レス) @page41 id: d9f31616d6 (このIDを非表示/違反報告)
びんぬ(プロフ) - とても面白いです! 芸能パロ出来たらお願いします (2022年2月5日 13時) (レス) id: fca2d1816a (このIDを非表示/違反報告)
hina galeliya(プロフ) - ありがとうございます、面白かったです笑 次の作品期待してます! (2022年1月14日 22時) (レス) @page35 id: 6792595ba8 (このIDを非表示/違反報告)
家具が高い - リクエスト分けたんですね!面白かったです! (2022年1月10日 18時) (レス) @page28 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - セーイチ君死なないでください( ´Д`) (2022年1月9日 12時) (レス) @page4 id: cddd8979ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2022年1月8日 23時