【呪術廻戦】番外編だってよ呪術師！

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何言ってんの此奴、変態か？

うっとりとした表情を浮かべて俺の顔に手を添えて撫でる。

背中全体が鳥肌なんだが。





『おいてめぇら何か変なモン拾い食いでもしたのか？ 病院行け。脳のレントゲン撮って来いっ！』



「そんな事する訳ねぇだろ。なぁ傑」



「そうだね悟。そんなものより、今目の前にあるのが食べたいな」



「あー俺もー」



『何の話？ ねぇ何の話？』





食い物なんて何処にあるんだよ。

お前等にしか見えねぇの？

あと、頼むから、左右から抱き付かないでくれ。

今にも圧し潰されそうなんだけど。

それからスカウトのお姉さん、顔真っ赤ですよ、大丈夫？





「ちょっとクズ共、邪魔なんだけど」





その時、俺の両側からの圧迫が消えた。

後ろを振り返ると、煙草を口に加える家入が居た。





『わー助かった家入、もう此奴ら頭イカれて――ぶっはゲホゲホッ！！』





家入に近寄った途端、顔に煙を吐かれた。

もろに煙を吸ってしまった咽返る。





『ちょっと家入サンッ！？ 呼出煙って知ってるっ！？ 凄く有毒なんですよっ！？』



「須田、これの意味分かる？」



『顔に煙吐くの？ 【テメェの肺黒く染めるぞ】って意味？』





咽返って涙目になる俺の顔を見て、家入がニッコリ笑う。





「私が丁寧に教えてあげる」



『……イヤ、遠慮シヤス』





君本当の俺と同級？

凄い悪い顔ですよ。





「じゃあ、今夜は私が貰って行くから」





そう言って家入は俺の胸倉を掴んで引き摺る様にその場を後にした。

その様子を見てケラケラ笑いながら五条と夏油がついて来る。

終始顔を赤く染めていたスカウトウーマンは、もう知らん。










『――で？ 三人揃って何がしたい訳？』



「「「セーイチ/誠一/須田をイジメたい」」」



『センセー、このクラスにイジメがあります』





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