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何を？ と聞くより先に俺の肩を押しながら夏油が部屋に入って来た。
後ろ手にドアを閉めた夏油は俺の肩を引いてトイレへと誘った。
目の前に便器が来るまでされるがままの俺は、はっと気付いて後ろの夏油に顔を向ける。
『待っ、ておいっ！ 何してっ――むぐっ！』
「ほら、ちゃんと前向いて」
口調はいつもの柔らかなままなのに、いつの間にか俺の両腕が片手で抑え込まれていた。
逃げ場を失い、空いた手で顎を掴まれて便器に顔を向けさせられた。
瞬間、夏油の指が口に入って来た。
『うぅっ！！』
俺よりも長く骨ばった指が二本、上顎を擦って奥へ伸びて行く。
驚いて思わず口を閉じようとした。
「っ……ごめんね。もう少し、頑張って」
――何がもう少しなんだよバァァァカッ！！
今すぐにでも大声で罵倒したいところだがそれも叶わず。
夏油の指が、俺でも届かなかった所まで触れ、ぐいっと押された。
『っ！！ おぉえぇぇぇっ』
俺は盛大にぶちまけた。
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『……』
「……悪かったって。とりあえず薬飲みな？」
壁の方を向きベッドに横になる俺の背中の方で、夏油が申し訳なさそうに尋ねて来る。
何が気に食わないかって？
同級生に軽々と抑え込まれたことか。
口に指を突っ込まれて下呂吐いたことか。
それを見られたことか。
吐いてゼェゼェ疲弊する俺を介抱しつつ、軽々と抱えてベッドまで運ばれたことか。
正解は――――全部だ、馬鹿野郎。
「ほら、ゼリーだよ。リンゴとミカンあるけどどっちが好き？」
『テメェみたいなゴリラ大っ嫌いだぁぁぁっ！！』
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金平糖 - セーイチ君大好きですwすいません...五条と夏油別で少しピンクなやつみたいです...!応援しています!! (2022年2月26日 0時) (
レス) @page41 id: d9f31616d6 (このIDを非表示/違反報告)
びんぬ(プロフ) - とても面白いです！ 芸能パロ出来たらお願いします (2022年2月5日 13時) (レス) id: fca2d1816a (このIDを非表示/違反報告)
hina galeliya(プロフ) - ありがとうございます、面白かったです笑 次の作品期待してます！ (2022年1月14日 22時) (レス) @page35 id: 6792595ba8 (このIDを非表示/違反報告)
家具が高い - リクエスト分けたんですね！面白かったです！ (2022年1月10日 18時) (レス) @page28 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - セーイチ君死なないでください( ´Д`) (2022年1月9日 12時) (レス) @page4 id: cddd8979ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2022年1月8日 23時
