【ヒロアカ】白炎のヒーロー５ (ページ40)

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「ほほぅ……いやぁ申し訳ないッスけど……エンデヴァーの息子さん」

「っ！？」

「俺はあんたらが嫌いだ。あの時よりいくらか雰囲気変わったみたいスけど、あんたの目はエンデヴァーと同じッス」

(あの人またっ……！)

再び腹が立ち始めAが思わず身を乗り出した。

「燈堂さんが言った様な人間とは思えないッスね」

「燈堂が？」

(そこで名前を出さないでよっ！)

思わぬ爆弾発言に再び障子の後ろに身を縮こませたA。

「夜嵐、どうした」

「何でもないッス！」

毛原に呼ばれて夜嵐は轟から離れた。

轟は言われた事を気にしているのか、暗い表情をして俯いていた。

と思ったら、すぐに顔を上げて周りを見渡した。

そして、Aと目が合うと、一直線に向かって来る。

(え、嘘でしょ？ちょっと今話出来ない……)

「燈堂――」

――ジリリリリリリッ！！

呼び掛けられそうになった時、激しいベルが鳴った。

＜＜敵による大規模破壊が発生！規模は○○市全域、建物倒壊により傷病者多数＞＞

「演習の想定内容(シナリオ)ね」

「えっ！？じゃあ……」

「始まりね」

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