【ヒロアカ】白炎のヒーロー５ (ページ18)

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ASide

＜＜ゴーグルは駄目よ＞＞

『な、何でっ！？そんなピンポイントに？』

＜＜駄目よゴーグルは。戦闘時に視界の妨げになるわ＞＞

『あ、あぁ成程』

確かに視界が変わると動きに影響してしまうかもしれない。

母さんの意見に私は納得した。

＜＜それに、イレイザーヘッドみたいで嫌っ！＞＞

『それ母さんの個人的意見でしょっ！』

やっぱり反対意見は先生関係だった。

『じゃあ、何が良いのかな……』

＜＜黒炎を使うなら……お姉ちゃんと同じマスクなんてどうかしら？＞＞

母さんの提案に、私は一瞬反応が遅れた。

『……ん？姉さんってマスクしてたっけ？』

＜＜あら覚えてない？雄英で初めて作ったコスチュームの時、あの子マスクしてたのよ？＞＞

嘘、それ知らない。

だって、学生の頃の写真では、マスクをしている所なんて一枚も無かった筈だ。

『見た事ないよ、私』

＜＜まぁその時、Aは1歳になるかどうかの小さい頃だったから、憶えてないかしら。何時からかマスクはやめたみたいよ＞＞

何でやめてしまったのだろうか？

姉さんの写真を見ながら疑問が浮かぶ。

「その時の写真とか、何か残ってない？」

＜＜確か、コスチュームが出来た時に一枚だけ撮ったものが……ちょっと探してメールするわね。それを見て、もっとイメージし易くなると良いのだけど＞＞

『ありがとう、母さん』

＜＜くれぐれも体に気を付けるのよ。頑張るのも程々にね＞＞

『分かったよ。それじゃあ、おやすみ』

母さんとの通話を切り、私は電気を消して就寝した。

翌朝。

ケータイを確認すると、母さんから例の写真が送付されていた。

早速、開発工房へ赴きコスチュームの改良の相談をした。

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