【ヒロアカ】白炎のヒーロー５ (ページ17)

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形からページ17

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ASide

母さんに「今電話しても大丈夫？」とメールを送ると、すぐに電話が掛かって来た。

＜＜どうしたの、A？＞＞

『ちょっと母さんに聞きたい事があるんだけど』

仮免試験に向けて必殺技の考案を始めた事と、炎の切り替えが今一つな事を話した。

『母さんが個性を使う時って、何か特別な事してたの？』

＜＜いいえ、特に何もしてないわよ＞＞

『え、何もないの？』

＜＜だって私の場合、感情が高ぶった時に自然と裏人格に切り替わっていたもの＞＞

『あーそうなの……』

そうなると、敵が出た時は必ずテンションが上がって、勝手にスイッチが入っていた事になる。

今も偶に口調が荒くなったりするのも、個性が原因と言う訳だ。

(そう言えば、まな板切ったのもそれが原因か……)

※【ヒロアカ】白炎のヒーロー「我が母上様」より

個性が発現したばかりの子供時代は大変だったと、遠い昔の思い出を呟いていた。

＜＜あ、そうそう。人格の切り替えは余り考えなかったけどね、私がヒーロー活動する時は、必ずコスチュームを着ていたわ＞＞

『ヒーローなんだから、コスチュームを着るのは当たり前でしょ？』

＜＜違うのよ。気持ちの問題。今から敵をぶっ殺……倒すわよっ！って気合を入れるの。私何でも形から入るから。髪をきつく結ったり、グローブはめたり＞＞

『(今、母さんの口から物騒な単語が……)形から、か』

例えば、黒炎になる時に何か身に着ける。

それで気持ちを変える効果があるな。

……相澤先生みたいに、ゴーグルとか付けるのもありかも。

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