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「お前何なんだよ、さっきからっ！ 俺はお前等とはつるむ気は無いんだよ！」
『洸汰君はそうかもだけど、私は色々お話したいな』
「知るかっ！ マンダレイが何か言ったのかっ！
可哀想とか一人が寂しいとか、俺をガキだと思って構ってるのかよっ！
やめろよそれっ！ うざいんだよっ！」
洸汰が怒鳴っている中、Aは皿を拭き終わり棚へと仕舞った。
そして、洸汰を見る。
『マンダレイさんからは何も言われてないよ。
ただ、夕食の時に洸汰君が居なかったのは心配した。緑谷君も心配してたよ』
「アイツもお前も、ヒーローになりたい奴の気が知れねぇよ。
あんな必死になって、ヒーローになってもどうせっ……」
そこまで言って洸汰は口を閉じた。
俯いて帽子のつばで顔は見えないが、泣くのをぐっと堪えているようだ。
『そうならない為に、私達は必死なんだよ』
Aはしゃがみ込んで、洸汰に語り掛けた。
『私の姉さんね、ヒーローだったけど、私が洸汰君くらいの頃に亡くなったんだ』
「っ！」
驚いて顔を上げる洸汰。
しかし、すぐにキッと鋭く睨む。
「だからって、俺と同じだって言いたいのかよ」
『違うよ』
Aは即座に否定した。
『全部が同じじゃない。私は姉さんみたいなヒーローになるって決めてるの。
これはずっと変わらない私の夢だから』
そう言ってAは小さく笑い、背筋を伸ばして立った。
『じゃあね、洸汰君。おやすみ』
軽く手を振ってAは台所から出て行った。
「何なんだよ、アイツ……」
Aを見送った洸汰が小さく呟いた。
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ネコぱふぇ(プロフ) - ルナさん» 喜んで頂けて良かったです。 (2020年2月12日 21時) (
レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - Σブッフォッ！？としか言えないですっ！ 凄く面白くて、吹いてしまいました！ 書いて頂き、ありがとうございます！ (2020年2月12日 4時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 菜奈さん» コメントありがとうございます。喜んで頂けて良かったです。 (2020年2月11日 23時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
菜奈(プロフ) - 面白すぎて最高です！！轟くんとの絡みがなんとも！！胸がキュンキュンします！更新楽しみにしてます！ (2020年2月11日 23時) (レス) id: 51a9e342b5 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 更新を楽しみに待ってます！ (2020年2月5日 18時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2020年1月5日 14時
