爆破提供 ページ41
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黒炎状態で訓練を続けて数十分。
組み手をしていた虎がストップを掛けた。
黒炎状態を解除して来い、と言われAは爆発音が鳴る方へ向かった。
「クソがッ！」
『あの、爆豪く――』
「んだてめぇっ！！ 邪魔すんなやっ！」
声を掛けると血走った目をギロッと向けて爆豪は怒鳴った。
そんな彼に怯む事無く、無表情のままAは続けた。
『爆破、こっちに下さい』
「あぁっ！？ んでてめぇの指図受けなきゃなんねぇんだよっ！」
汗だくの爆豪が、再び熱湯に腕を入れて上空へ爆破を放とうとした。
(まぁ爆豪君だもんね……仕方ない)
その瞬間、Aが高くジャンプし、爆発の目の前に出た。
「ばっ！ てめっ――」
驚いた爆豪だが途中で止める事が出来ず、強烈な爆破を放った。
それをAは黒炎を広げ爆発を包み込んだ。
収縮した黒炎を抱え、そのまま地面に降り立つ。
すると、ポンッと頭に白炎が灯った。
「……は？」
「ふぁ〜、ありがとう爆豪君、じゃっ！」
「……はぁぁぁっ！？ 何だ今のっ説明しろや蝋燭女っ！」
『ごめん時間勿体無いからっ』
白炎に戻った途端、踵を返して走り去るA。
後ろから爆破と怒号が響くがそんなものは無視。
「……」
その様子を、ドラム缶風呂に使った轟が見ていた事に、彼女は気付いていない。
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疲労を感じながらAは走って訓練の場所へ向かう。
少し遅れて来たB組もそれぞれ個性の強化訓練を開始していた。
「うぉおおおっ！！」
「よぉし伸ばせ千切れっ！ ヘボ個性をっ！」
「イエッサァッ！！」
(何か盛り上がっている)
今からあそこに加わると思うと、少し心が重いな。
何て考えていると、ふと、木の陰から角の帽子が覗いていた。
『……洸汰君？』
「っ！」
一瞬目が合ったが、すぐに引っ込んで走って行ってしまった。
「あ、燈堂さん、お帰り」
「戻ったか、小娘。さぁっ！ 千切れ筋組織っ！」
『イ、イエッサァッ！』
それから夕方になるまで訓練は続いた。
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ネコぱふぇ(プロフ) - ルナさん» 喜んで頂けて良かったです。 (2020年2月12日 21時) (
レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - Σブッフォッ！？としか言えないですっ！ 凄く面白くて、吹いてしまいました！ 書いて頂き、ありがとうございます！ (2020年2月12日 4時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 菜奈さん» コメントありがとうございます。喜んで頂けて良かったです。 (2020年2月11日 23時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
菜奈(プロフ) - 面白すぎて最高です！！轟くんとの絡みがなんとも！！胸がキュンキュンします！更新楽しみにしてます！ (2020年2月11日 23時) (レス) id: 51a9e342b5 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 更新を楽しみに待ってます！ (2020年2月5日 18時) (携帯から) (レス) id: 66cf0ac4ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコぱふぇ
| 作成日時：2020年1月5日 14時
