俺らの先輩【HQ，男主】 (ページ6)

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１週間前、猫又監督から久しぶりに電話が来た
内容は合宿初日の弁当の注文と、俺に合宿への参加要請だった

食堂を切盛りしている兄さんに、行っていいかと聞いてみると、渋ることなく了承してくれた

曰く「久しぶりに可愛い後輩の顔を拝んできたらどうだ？」だそうだ
たしかに、俺は後輩大好きなため、久しぶりに会えるということで、楽しみで仕方なくなった

１週間後である今日、俺は食堂のデリバリー用の軽自動車に大量の唐揚げ弁当を積み込んで、出発する
目指すは懐かしの音駒高校
音駒の宿舎と体育館を使って、今回の合同合宿を行うようだ

到着して、選手たちよりも先に食堂に着くと、早速席に持ってきた弁当を並べる
最中に、やたら元気な見かけない子(おそらく他校の子、音駒か梟谷だったら１年だろう子)２人が走って来た
俺に元気よく挨拶をするとすぐに手を洗いに行き、どっちが先に到着したかを言い争っていた

その後は双子や、これまた他校の選手がゾロゾロと入ってくる
そのチームのマネージャーさんが、弁当を並べるのを手伝ってくれた
いい子だな！

その後、すぐにまた扉が開く
振り返りながら、

「お疲れ様、今準備してるからさっさと手を洗って席に着きな」

と言うと「「……え？」」と、複数の声が聞こえた
間違いない、俺の可愛い後輩たちだ

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