よんじゅろくー！ ページ46
ut「ごめんな〜。
俺これからデートやねん」
と言って、軽い足取りで城の門の方へと向かう鬱様をその場で見送り、早足気味に食堂へと向かった。
(( ｶﾞﾁｬ ))
『……あれ、』
誰もいない。
おかしいな……いつもならここで食事をなさるから、ここにいると思ったのに。
呼んでおいて用事があって遅れた、なんてことはないとは思うけど……。
それに、もしここで食事をするなら、既にテーブルの上に食器が並んでるはず。
『もしかして…』
………あっちの方にいる？
◆◆◆
(( ｺﾝｺﾝ ))
「入れ」
『…失礼致します』
(( ｶﾞﾁｬ ))
『遅れて申し訳ございません、1代目』
gr「………まさか、ここまで辿り着くとは思っていなかったな。
未来の私は、よっぽど君に良くしているようだ」
ここは、城の地下にある秘密の部屋だ。
一階の隅にある空き部屋からでないと入ることのできないところで、私もつい1ヶ月ほど前に1代目から教えてもらうまでは存在自体知らなかった。
そもそも城には、図書室やそれぞれの幹部の部屋、監視室などあらゆるところに隠し部屋が存在する。
人が通れるほど大きいダクトも、元から城にあったわけじゃないらしい。
ゾム様のためだけに、増築時に改造したとゾム様本人がおっしゃっていた。
もちろん、1代目から信頼の厚い幹部の皆様は、ある程度、秘密の部屋のある位置や行き方を覚えている。
まぁ、コネシマ様とかはあんまり覚えていないみたいだけど。
本人が「別に覚えててもあんま使わんからな〜〜……忘れてもうたわ！」と笑っていた記憶がある。
そんな中、1つだけ幹部の皆様でも知らない秘密部屋がここだ。
この城を作った者が、緊急避難場所として作っていた部屋なのだろうと1代目が仰っていた。
確かに、そもそも城は王族が住むために造られるもの
命を狙われやすい王族のために作られた部屋だと言われても、違和感はないし、それが正しいんだろうなと納得してた気がする。
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きつね君。(プロフ) - とても面白いですね！！あの…少しお伺いしたいのですが、この小説の続編はどこにありますでしょうか？まだ作成中ならいくらでも待たせていただきます…!! (2022年6月27日 22時) (
レス) id: f4cd021470 (このIDを非表示/違反報告)
黒餅(プロフ) - グリノワさん» うわぁ、ありがとうございます！確認はしてるつもりなんですけどね……(笑) 更新と一緒に誤字は直させてもらいます！高評価ありがとうございます！ (2020年12月14日 0時) (レス) id: 3607c43e22 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - 黒餅さん» あ、どもです。すごく面白いですね！高評価させてもらいました！健康には気をつけてくださいね〜！あと、ページ30のところのutさんのセリフ催促が最速になってました！では、更新楽しみにしてます！ (2020年12月13日 21時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒餅(プロフ) - 飴さんさん» 心配されるようなことした覚えないんですけどねw元から不健康だし…(ﾎﾞｿｯ) 更新頑張りま〜す^ - ^ (2020年11月28日 16時) (レス) id: 3607c43e22 (このIDを非表示/違反報告)
飴さん - 体の心配がすごいｗ ゆっくりでもおｋですので更新頑張ってください （空気読んで下に同じくのほうがよかったのでは？…まぁいっか）人いないとやばい人とかいそうじゃないですか？ (2020年11月28日 10時) (レス) id: 114111ca89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒餅 | 作成日時：2020年9月4日 15時
