【d!】自称未来人幹部ちゃんは今日も帰れないようです！

よんじゅよんー！ ページ44

ut「あ"ーーー！Aちゃんここに居たのか！！！」
『鬱様、こんにちは。どうされましたか？』

ut「え？い、いやぁ〜……部屋に行っても誰もおらんかったからぁ〜〜……」
『はぁ……まぁ、暇でしたし…』
ut「何してるん〜？」

『見ての通り、Dr.くられのお手伝いです。』
ut「いや、そりゃあ見たらわかるよ？何作ってんのかなぁ〜って！」
『………なんですかね、これ…。』
ut「えぇ…？？」


ケーキを食べて元気が出たのか、ラボに残っている研究員たちはみんなそれぞれの作業を進めている。

私はというと、くられ先生は用事があるからと帰ってしまい、他の研究員の皆さんに声をかけたところ、軽作業のお手伝いを頼まれた。



『とにかくこのパーツを組み合わせて〜って頼まれまして。』
ut「そ、そうなんや………。って、もしかしてくられ先生帰っちゃった？」
『えぇ、はい。鬱様はどうなされていたんですか？』

ut「そうそう聞いてよ〜〜！今日の朝、ここに来ようとして部屋でたら偶然トントンと鉢合わせてな〜？
そんで、トントンに缶詰やー！って書類作り終わるまで部屋から出してもらえへんかったんよ！」

信じられる！？と鬱様は喚いているが、そりゃあ大切な書類仕事を、毎回毎回投げ出されたらそうもなるわ

私だってそんな同僚いたら剣で脅すもん。




『はぁ……大変でしたね。』
ut「Aちゃんがデートしてくれたら元気になる〜！！」
『すみません、今忙しくて…』
ut「冷たいなぁ〜〜〜」

鬱様とご飯に行くのは良いけど、デートっていう目的で行くのはちょっと……。

嫌とかじゃないよ？嫌とかじゃないけど、気が進まないっていうかね？そんな感じよ(?)

それに、そろそろ部屋戻らないとゾム様の目が怖いしなぁ。

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