検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:952 hit

出会い ページ3

取り敢えず窓から太宰さんと共に庭へ出る




『おーい!そこで何やってんだー?』





声を掛けると黒い何かは此方に向かって歩いてきた

?「太宰さん、僕に会ってほしいと云う奴は其奴ですか」





や つ が れ ?





俺が一人で『僕やつがれヤツガレヤツガレ……』と呟いていると、黒い何かが腰に巻き付いた



『!!』





何だこれ

異能力だろうか、いや異能力じゃなかったら怖いな

黒い男の外套から伸びているからきっと外套を操る的な異能力か




太宰「初対面で腰に触れるなんて、大胆だね?芥川くん」



にやにやと此方の顔を覗きこむ太宰さん
気持ち悪いよ。←

そういう問題じゃないと思うんだが





芥川「…太宰さん、其奴女なんですか」

『なぁそれもし俺が女だったら物凄く失礼な言葉だぜおい』





芥川「……」

そっと俺から目線をそらす芥川


何故目線をそらすんだ、そう聞こうと口を開きかけた所で芥川が云った




芥川「女にしては胸がないな、と」














『てッ、手前ぇぇぇえええ!!!!!!!!!!』



俺が女だったらっていう事を考えて発言しろよ

女じゃねぇけど




少し考える素振りをしてから太宰さんが一言。








太宰「そうやって怒るってことは女なの?」


『違う!!』


芥川「じゃあ男か」


『違うっつーの!』


芥川「……オカマか」


『何故そうなる!』





まァ男でもない、女でもないとなったらオカマしかないか。……いや納得するなよ俺




太宰「君を相手にしていると飽きないよ。……芥川くんと一緒ならもっと面白くなりそうだ


──君達、相棒として活動したまえ」




は??


豆腐の角に頭ぶつけたか?←






芥川「太宰さん、よく考えてください。

僕はこんな男なのか女なのかも判らぬ者と一緒に行動するなんて厭です!!」


『おい芥川厭なのは俺も一緒なんだよ手前がさっさと帰れ

と云うかここ一応俺ん家だからな!』




太宰さんが居なくなっていたのに気付いたのは暫く続いていた言い合いが終わってからだった




そして
これが俺と芥川の出会いである

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←ニート



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:文スト
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まっちゃ - すごく面白いです。更新待っています (2021年6月13日 20時) (レス) id: bd6a8b3525 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒い木綿豆腐 | 作成日時:2018年5月28日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。