第129話 YES？ ページ32
あの後一悶着あったもののじゃんけん大会はお開きになり皆自室へ戻り寝る支度をしていた。
そんな中鶴丸国永は一人Aの部屋に向かうのだった。
鶴丸「ぅ〜今夜も冷えるな」
吐き出した息は白く星が輝く夜空に溶けて消える。
袖を伸ばし手を覆い少しでも寒さを和らげようとするがすぐには消えなかった。
鶴丸「今度主に“えあこん”を頼むか…」
昨日届いたテレビで体を温めてくれるこたつやエアコンの存在を知り皆で買ってもらおうと話したのだ。
鶴丸「……ぁ」
自然と彼女の部屋に向かうのが早くなってしまっていた。
鶴丸「なんだ俺、余裕ないな」
ははっ、と自虐気味に笑う。
鶴丸国永はこんなに余裕が無い男だっただろうか。
そうこう考えているうちにAの部屋の前にたどり着いた。柔らかい光が障子の向こうで照らされていた。
鶴丸「───主、俺だ。」
A「……鶴丸が相手なの？」
不思議と彼女の声はいつもより高かった。
緊張してるのだろうかと思ったが、それは自分もだった。
黙っていると彼女の方から入って、と声をかけられたので躊躇いつつも素直に入る事にした。
鶴丸「！キミ……」
A「あ、あまり見ないで。こんな服着たことないし男の人に見せるの初めてなんだから…！」
目の前のAは体のラインを強調させるような現代で言うベビードールを着ていた。
普段見ることのない彼女の体に理性が吹っ飛びそうになるがぐっと堪えて彼女の隣に座る。
鶴丸「それはキミが選んだのか？」
彼女の目を見たら色々終わる気がして目を合わさずに質問する。
A「乱が選んでくれたの、主さんならきっと似合うって言ってくれて……どうかな？」
鶴丸「っ、似合ってると思うぞ。」
─こういう時に何で素直に可愛いと言えないんだ。
─自分が嫌になる。
先程から目を合わせようとしない俺はAから見たら変な訳で。
当然、どうして目を見てくれないのか聞かれた。
A「さっきからどうして目を見て話してくれないの？……もしかして、こんな傷だらけの女は嫌だった？」
目を伏せて、声を震わせて、彼女は言った。
鶴丸「……違う！そんなこと思ってない！」
つい熱くなり彼女の肩を掴んでしまう。
ここで初めてまじまじと彼女の体を見た訳だが光忠の言う通り胸はふくよかで体は程よい丸みを帯びており柔らかい。下着のせいでそれが強調されて興奮しないわけがなかった。
────やばい、キスしたい。
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黒コマ先生 - 続きが見れない｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年1月30日 1時) (
レス) id: 84aaed6e82 (このIDを非表示/違反報告)
はみゅんが - 凛刀さん» コメントありがとうございます！このままは無いです！（笑）これから鶴丸諸々可哀想な展開が続きますが最後は�爐�っと�瓮魯奪圈璽┘鵐匹覆里�(｀･ω･´)激励のお言葉ありがとうございます、楽しんでいただける様に頑張って更新します！ (2017年8月23日 14時) (レス) id: 5290d80f40 (このIDを非表示/違反報告)
はみゅんが - いふじ┏(┏^o^)┓さん» コメントありがとうございます！新章では鶴丸が可哀想なくらい報われなかったり、黒鶴に続いて空狐が出てきたりと絶望が続きますが挽回してくれるのが皆です！（笑） (2017年8月23日 14時) (レス) id: 5290d80f40 (このIDを非表示/違反報告)
はみゅんが - 水李@nﾆｼﾞｮｳyさん» コメントありがとうございます！これから鶴丸がかなり可哀想になる展開が続きますが、きちんと報われるので(たぶん)楽しんでいただける様に頑張って更新します！ (2017年8月23日 14時) (レス) id: 5290d80f40 (このIDを非表示/違反報告)
凛刀(プロフ) - つ、鶴丸ー！！！このまんまなんてないですよね.....(泣) 新章楽しみにしています！作者様の好きなペースで頑張ってください！ (2017年8月21日 21時) (レス) id: ffac510b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はみゅんが | 作成日時：2016年12月15日 19時
