過保護がすぎる大恋愛【青】２

５２ ページ2

.







" ふぇぇぇんっ！"


...今日もかぁ、





「 ラウ〜どうしたの〜？」


ラウ「 ...っふぇ、ぇぇえん！！」


「 よしよし、、っ、はぁ、、」





一時期はパタリと止まっていたのに
最近になってまた始まったラウールの夜泣き

どうしたもんだろうか

…どうしたのか、それは私の身体もだった





.






阿部「 んー、それ１回検査受けた方がいいと思うよ？」


「 やっぱりそうなのかなぁ 」


阿部「 産後の体調の治りは人それぞれだけどAの場合妊娠中も結構しんどかったでしょ 」





無事に大学院も卒業してお医者さんになった阿部ちゃん

色々と相談に乗って貰ったり助けてもらうことが多くて
本当に頭が上がらないよ、阿部ちゃんには





「 …わかった、旦那に話して１回病院行こうかな、」


阿部「 ラウなら俺も見てられるし、予約取るからいつでも連絡して？」


「 うん、ありがとう 」






阿部「 で？このお坊ちゃんの夜泣きだっけ？」


ラウ「 りょー！」


阿部「 はぁい〜笑 」


「 あー･･･なんかもう、本当に申し訳ない 」


阿部「 溜め込んじゃダメだよ、こういう時は 」


「 …うん、、」


阿部「 泣いてる時ってどんな感じ？例えば…しくしく泣いてるのか、結構暴れちゃうのか…とか、もうすぐ2歳だし、夜驚症とかなのかなって 」


「 酷い時は抱っこしようとすると怒っちゃうんだよね、ラウ 」


阿部「 このくらいの子ってさ、どんどん感情を覚えるから夢か現実か混乱しちゃうことがあるらしいんだよね、だからかも 」


「 そっかぁ…ラウもお兄ちゃんになり始めてるんだねぇ 」





阿部ちゃんの膝の上にいるラウールは
キョトン顔で私を見つめてくるけど笑

そんな姿も愛おしいなって思える




.

５３→←５１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す