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「 与田です、入ります 」
滝沢「 おーきたきた、ごめんな 」
「 …いえ、」
いつもは大好きな滝沢くんの笑顔が
今日はとっても怖い
滝沢「 ははっ!緊張してんの?笑 」
「 どうして私は呼ばれたんですか?」
滝沢「 …そうだよな、本題に入ろうか 」
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滝沢「 どう思った?」
「 え?」
滝沢「 加入の話しかねえだろ〜笑 」
「 いや…うん、そうですよね、」
滝沢「 …Aは反対か?」
「 …っ、わからない、です、、」
滝沢「 わからない?」
「 だって、7人でデビューしようって頑張ってきたのに…… 」
滝沢「 俺は、お前に絶対デビューしてほしいんだ。この道を選んだことを後悔させたくない。子供の頃からずっと見てきた。…こんなに立派に成長してくれて、お前のデビューも夢じゃないと思ってる 」
「 …っ、」
滝沢「 覚えてるか?SnowManにお前を選んだ時に話したこと 」
「 何かひとつ、胸を張れることを…見つけなさい、」
滝沢「 見つかったか?」
「 …まだ、」
滝沢「 だったら、新しい風に触れて気持ち切り替えないとな?」
引退してからの滝沢くんは
目に光が無くなったように見えて
なんだか、苦しめられてる気がして辛かった
「 滝沢くん 」
滝沢「 ん?」
「 …私のせいで、増員が決まったの?」
滝沢「 違うよ 」
「 でも!」
滝沢「 SnowManがもっと進化するためには、また少し違う道を進まなきゃ行けない。勝負しなきゃダメなんだ 」
「 …私には、まだ受け止められそうにないです 」
滝沢「 ゆっくりでいい、考えてくれないか?」
「 (俯く) 」
滝沢「 お前が縦に首を振らない限り、あいつらはYesとは言わない…絶対に 」
SnowManに入るって決まった時から覚悟はしてた
いつか、私が大きな選択をする時が来るって
滝沢「 このグループの要は、お前だ 」
甘やかしてくれるお兄ちゃんたちに
頼ってばかりはいられない
私だって、SnowManなんだから
あの時私を受け入れてくれた6人のように
誰かを守れるようにならないといけないんだ
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渡辺「 お疲れ 」
「 待ってたの?」
渡辺「 お前、方向音痴だから 」
「 …確かに笑 」
でも 、
私は、ちゃんとメンバーになれてるのかな
結局、滝沢くんに言われた通り
今の私には胸を張って誇れる何かが足りなかった
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作者名:くろみちゃん | 作成日時:2021年2月1日 0時