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連れ込まれたのは離れにある会議室
普段はあまり使われない場所
渡辺「 なぁ、お前どうしたんだよ最近 」
「 …何が 」
渡辺「 その態度もそうだけど…まぁ、態度は俺らもあったし言えねぇけどさ。何、反抗期？」
「 っ翔太くんには、関係ない 」
渡辺「 あんの。勝手に無いって思ってろよ 」
「 何なの！？私は仕事しちゃいけないわけ！？」
渡辺「 んな事言ってねぇじゃん 」
「 じゃあ何よ、言ってよ！」
渡辺「 お前が機嫌悪い時は大体なんかあるって分かってんだよ。何年一緒にいると思ってんの？舐めんな 」
確かに、昔からSnowManにはお世話になってきた
入った時からずっと面倒見てもらって
多分、私以上に私を知ってると思う
表でお世話係って話すのはあべべとふっかさんだけど
何だかんだ今もずっとお世話してくれるのは翔太くんだった
「 …っもういいから、ほっといてよ、」
いつまでも素直に悩みを言えない自分が嫌いだ
渡辺「 無理 」
「 …っるさい、」
渡辺「 うるさくて当然だろ、お前が言わねぇんだから 」
「 …っなんで、なんでそんないつも踏み込んでくるの、、」
渡辺「 は？そんなのひとつしかねえじゃん。みんなお前が大切だからだよ 」
ストレートになんでも言える翔太くんが
昔から羨ましくて、憧れてて、本当に尊敬してた
その尊敬が、いつの間にか違う方向に進んでたことも
自分の中でわかってた
「 …っオトナに、なるってなに？」
渡辺「 ん？」
「 いきなりもう大人ですねって言われても、わかんないよ…っ、 」
渡辺「 何それ 」
「 最近の取材…20歳になりますねって…どんな大人になりたいですかって… 」
渡辺「 あー、なるほどね 」
「 答えられなくて、困らせてばっかり 」
渡辺「 んー、難しいよなそれは 」
「 そしたらいい機会だからこれを機に向き合いなって…滝沢くんが、、」
渡辺「 まじ？あの人も鬼だな 」
「 前の特集とか見せてもらった…全然わかんなかった…っ、これ本当に受けていいのかも…何話せばいいのかも…っやだ、怖い、、」
翔太くんの前だと何故かポロッと話しちゃうの
落ち着くし、答えをいつもくれるから安心する
渡辺「 相談、乗ってやるから。終わったら俺んち来い 」
「 でもっ、」
渡辺「 いいから 」
「 …うん、」
渡辺「 大丈夫。俺に任せろ 」
「 っ、わかった、」
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作者名：くろみちゃん | 作成日時：2021年2月1日 0時
