私の生きる意味【黒】

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マネ「 ごめん、夜中移動で朝からロケになった 」




楽しみにしてた明日の蓮くんとの早めのクリパは
延期になりそうだなぁ




｢ しょうがないよ笑 仕事だもん！頑張るよ ｣


マネ「 本当に申し訳ない。目黒さんにも謝っておいて 」


｢ うん！わかった！｣


マネ「 夜中で悪いけど2時に迎えに行くから、とりあえずちゃんと寝ろよ 」


｢ ふふっ笑 はーいっ ｣






悩んでた

いくら頑張ったってAはメインにはなれない

どんなに尊敬してくれる後輩がいたって
どんなに応援してくれるファンの方がいたって



Aはずっといちばんにはなれなかった



もどかしくて、どうにかしたくて、でも誰にも言えなくて
こんな気持ちのまま決まった苦い思い出のセンター

もやもやした気持ちの中、振り入れからお仕事は始まった

でもそれと同時に個人での仕事も有難いことにあって
グループの仕事に参加できない日が増えていった



こんなグループに貢献できないお荷物のわたし
...センターになるなんてみんなどう思うのかな





怖い

辛い

逃げたい

苦しい






_______ 蓮くんにも、本当の気持ちは言えなかった








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秋元「 今回、設楽をセンターにした意味をわかってるよな 」

毎日圧をかけられる日々





深川「 A、頑張りすぎちゃダメだよ？」
橋本「 これからの乃木坂任せたからね 」

どんどん旅立っていく、大好きなお姉ちゃんたち





マネ「 ごめん、調整できなくて明日も朝から深夜までだ... 」

マネージャーにも気を遣わせてしまっている罪悪感





「 A、ちゃんと飯食えって 」
「 どうした？寝れない？」

支えてくれる彼に本当の事を言えない苦しさ







全部がストレスになった私の身体はボロボロだった




なんでこんな気持ちにならなきゃいけないんだろう
学校に行って、就職して、結婚して子供を産んで

...そんな、普通の生活に憧れを抱いていた






そして何よりも、ずっと願っていた






" 私も誰かの1番になりたかった "

｢ ...っ、ばいばい ｣







蓮くんが帰ってきたことにも気付かず
私は旅立つことを決めた







さようなら、孤独な私

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