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目黒side






もうすぐ年末

この時期はAが忙しくなる
俺は、正直この時期が嫌いだ


...俺とAの差を感じるから


Aがそれをわかってるからか
俺に気を使って年末は実家に帰る

それはそれで、少し寂しいんだけど



でも今年は違う





「 蓮くん、クリスマスケーキ何にしよう!! 」





Aがいる








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目黒「 A今年どうする?」


「 ...そっか、もうそんな時期か 」


目黒「 どうした?」


「 んーん、なんでもない。今年は自分の部屋に帰ろっかな! 」





なんでもないというAの目には
うっすら涙が光っていた





目黒「 ...そっか 」


「 何?毎年のことじゃん笑 ちょっとだけよ〜我慢ね、蓮くん 」


目黒「 だな笑 」


「 蓮くんだってすぐ忙しくなっちゃうよ?Aね、そんな気がするの 」


目黒「 何の勘だよww 」


「 女の勘ってやつ?」


目黒「 Aにもあるのな笑 女の勘 」


「 なっ...!失礼な男 」


目黒「 ふははっ笑 ごめんって 」





正直、今の彼女をひとりにしたくなかった
いつまた崩れ落ちるかなんて誰にもわからない

大きな壁と戦ってる彼女を純粋に支えたいだけなんだ





目黒「 別にここに帰ってきてもいいんだよ 」


「 え?」


目黒「 だから無理に自分の家に帰る必要とかないから 」


「 無理にとかじゃないよ...?笑 」


目黒「 お前の嘘はわかりやすいんだよ、ばーか 」


「 ...っ蓮くん、のバカ、、」


目黒「 なんでよ笑 」





いじけた笑





目黒「 俺が一緒にいたいの。ダメ?」


「 言い方ずるすぎ、嫌って言いたくない 」


目黒「 はい、勝者目黒〜 」


「 ...っふふ笑 ありがとう蓮くん 」


目黒「 (頭撫でる) 」








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という流れがあって冒頭に戻る


クリスマスは歌番組の生放送があるからって
ちょっと早めのクリスマスパーティーをするらしい


何年ぶりだろうか...すごく楽しみにしてた
それと同時に、彼女に伝えたいことがあった





でも、幸せになるはずだったその時間は
永遠に訪れなかった






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作者名:くろみちゃん | 作成日時:2020年8月10日 20時

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