もし君がいなければ【青】

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翔太side





深澤「 最近お悩みの顔だねぇ、翔太くん 」


渡辺「 何が 」


深澤「 ここは、リアコ代表深澤辰哉くんが相談に乗ってあげるから、飲もうぜ 」


渡辺「 うざいけど…聞いて、ほしい、、」


深澤「 おう。任せとけ 」




自分のこのモヤモヤを
誰かに早く話したかったのかもしれない




深澤「 で？どうなのよ最近は 」


渡辺「 あんまりかな 」


深澤「 連絡とってんの？」


渡辺「 前より減ったかも 」


深澤「 忙しそうだもんな〜よくネットニュースで見るよ 」




渡辺「 俺、ダッせぇよな 」


深澤「 え？」


渡辺「 あっちはどんどん結果残して…そのうちすぐ選抜戻れると思うし。それなのに俺は…人に偉そうに頑張れとか言いながら自分は何も変われない 」


深澤「 翔太、それは違うんじゃない？俺らはさ、土俵が違うんだから 」




ま、羨ましいよなー
なんて言いながら酒を飲むふっか

確かにそうかもしれないけど、そうじゃないんだよ




渡辺「 アイツのこと迎えに行きたいのに…今の俺には無理だわ 」


深澤「ま、無理だろうな 」


渡辺「 はぁ…まじどうしたらいいんだよ。あと何回先越されれば俺らデビュー出来んの？意味わかんねぇよ 」


深澤「 翔太さ、1回距離置けば？Aと。なにか見えてくるかもよ？ 」




この時の俺はふっかが彼女を呼び捨てするくらい
仲良くなっていたことに気付かないくらい

そうとう焦っていたんだと思う


この日から、毎週必ず連絡をとっていたAと
一切連絡を取るのを辞めた俺

俺にとっては一か八かの大きな賭けだった


次連絡を取る時は絶対にいいお知らせを伝える時
そう決めたんだ


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