last story ページ16
「腰が痛い････」
「鉄朗〜？ 朝ご飯は、パンとご飯どっちがいい？」
「間をとって、サンマの塩焼きで」
「何処の間取ればそうなるんだ。 まぁ、いいや。 じゃあ、ご飯にするか〜」
上裸のAは、床に散らばる服をかき集めながら立ち上がる。
俺はというと、
昨夜の出来事のせいで、腰が痛くて立ち上がれない。
まさか、3ラウンドする羽目になるとは思わなかった。
「容赦ねぇーな」((ﾎﾞｿｯ
だけど、
最中、アイツが俺の顔を見て「今、めちゃくちゃ幸せだ」って泣きながらに言ってきた。
あの時の顔と声が、何度も頭の中でリピートされる。
本当の幸せってこういうことを言うんだろうな。
「鉄朗〜？ 動けそうにない？」
「無理だな、これは」
「マジか、激しくしすぎた。ごめん」
エプロンを付けたAが寝室の外で俯く。
怒られている最中の犬みたいだな。
「許して欲しかったら、愛の言葉を伝えて下さ〜い」
「えー、やだ」
「あぁ！ 腰がぁぁあ！！」
少しムッとした表情を見せるA。
だけど、
部屋に入ってきたAは、ベッドに腰掛け俺の耳元に顔を寄せた。
そして、
「大好きだよ、鉄朗」
そう言ってハニカムように笑い、俺の頭を撫でる。
「俺は、愛してるけどな〜」
「何の競争心だよ、それ」
可笑しそうに笑ったAは、立ち上がり部屋を出ていく。
こんなに笑顔が溢れる一日の始まりは何時ぶりだろうか。
あぁ、やっぱり俺は。
アイツのこと最高に好きだわ。
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黒輝 累(プロフ) - mikittyさん» 嬉しいです！！！高評価＆お気に入りありがとうございます！これからも宜しくお願いします！ (3月5日 19時) (
レス) id: 915107712a (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - お気に入りと高評価しておきました！またの更新楽しみにしております！ (3月5日 16時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
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