クロと彼女5

12. 〜ライバル？〜 ページ9

「うる…さい…」





ジェジェは銃をしまうと彼女に近づいた。



「「っ！！」」





殺気をまとうジェジェに近くにいる真昼と滑り台に座っているクロが心配そうに見守る。


ジェジェは彼女の目の前に立った。









「…………いい…動きだ……」





そう言ったのを聞いて、真昼とクロは胸を撫で下ろした。





「でも…ジェジェさん今は避けてるだけなので、そこに攻撃が加われば私なんて…。まだまだですよね…」


「これからやれば…いい……」





ジェジェのその言葉に彼女は顔をパァアッと輝かせた。



「はいっ！よろしくお願いしますね、ジェジェさん！」


「………」







ジェジェは少しの間の後、すっと彼女の頭に手をのせ優しく撫でた。



「っ！」


「なっ…！？」



それに思わず固まるクロ。





「ライバルは思ったより多いんみたいだぞ？」



真昼がニヤニヤしながらクロをからかう。



「………うるせー…」





クロはそう返しながらも彼女とジェジェの方を見た。





よしよしと壊れ物を扱うかのように優しく撫でるジェジェと、それに嬉しそうに頰を緩める彼女。
弟が他人を、ましてや女をあんな風に撫でるところなんて見たことがない。


(まさかあいつも…)


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皆様たくさんの投票ありがとうございます！！
お返事返せなくてすみません…｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
しかし！皆様の心温まるメッセージはしっかりと作者の胸に届いております！！

少し訂正で4月28日の金曜日、午後11:59ということでお願いします！29日になる直前までということです。
分かりにくくてすみません！！

まだ受付中ですので、投票よろしくお願いします！

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