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☆お気に入り50人突破記念☆ 椿 〜ダッツを食べて2〜 ページ17

彼女はそう言って笑顔で笑いかける。
椿は衝撃の一言に思わずスプーンを落としてしまい、何を言ったかやっと気づいた彼女は顔を赤くさせた。



「あ!す、好きって言うのはその恋愛的な意味じゃなくて…!///……と、とりあえず!椿さんのことは嫌いな敵じゃないんです!好きな敵なんです!///」



(かわいいなぁ…)



「あははっ!やっぱり君は面白いねぇ…」


「わ、私だけじゃなくてきっとクロもそう思ってると思います…。クロは貴方と向き合おうとしてて…」


「やっぱり……面白くない……」






椿はそう呟くと一気に彼女との間合いを詰め鼻先が触れるくらい顔を近づけた。






「つ、椿さん…!?///」


「ふふっ…君は本当にかわいいね…。そうやってすぐに顔を赤くさせたり笑ったり。でもね…そんな僕のかわいい君の好意が憎い兄さんに向いてしまってることが僕はとてつもなく憂鬱で面白くないよ…」


「椿…さん?」


「僕にはするべきことがある…。その為に僕は兄さんから何もかも奪うよ。力も…君も…。約束しよう…」






椿はそう言うと彼女の頰を愛おしそうに撫でてから離れた。





「今日はここまでみたいだね。怖い怖い獅子が来てる…」


「獅子?」


「また会おうA。その時はきっと…僕は君を手に入れてみせるよ…。心も体も、ね…」





椿が言い終わると雨が降り出し、それはすぐに止んだ。その時にはそこには誰もいない。





(椿さんを…助けたい…。その為には力をつけないと!)






心の中で決心する彼女に、走ってきた学校帰りの怠惰組が慌てて駆け寄ってくる。
ベンチには、溶けかけのダッツが一つ残されたままだった。









「ダッツは甘くて美味しいけどいずれ溶ける……彼女を僕が迎えに行くまでに溶けさせないでね、兄さん…。









あぁ、いや…僕は好物は早目に食べる方だから、そう遠くない未来かもね」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
椿…何かシリアスになってしまってすみません…!
これ特別編とか言いながら結構後々重要なこと言ったりしててだめですね。゚(゚´Д`゚)゚。
投票してくださった夜魅様すみません!!

明日はロウレス♪と言いたいところなんですが…まだ完成しておらず、どうなるか分かりません!ごめんなさい!!

で、でもこれからもよろしくお願いします!

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星歌(プロフ) - モカエルさん» ですよね!!御国さんの気持ちがこもってて歌なのに嘆きや願いのように聞こえて…!お仲間です(=´∀`)人(´∀`=) (2017年5月13日 12時) (レス) id: bce31303ae (このIDを非表示/違反報告)
モカエル(プロフ) - 0からの旅立ち聞くと私も泣きます!仲間がいてよかった (2017年5月13日 11時) (レス) id: e5e3beec5e (このIDを非表示/違反報告)
シン - はい。頑張ってくださいが (2017年5月12日 7時) (レス) id: b03b29b404 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - シンさん» そう言っていただけるなんて…私は幸せですね…!これからさらに盛り上がっていきます!!毎日更新頑張るのでよろしくお願いします!! (2017年5月12日 2時) (レス) id: bce31303ae (このIDを非表示/違反報告)
シン - あああああああああっっっっっ続き読みてーーーー (2017年5月12日 0時) (レス) id: b03b29b404 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星歌 | 作成日時:2017年4月24日 18時

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