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7. 〜心配無用〜 ページ34

「今回の目的はぁ〜、つばきゅんの好きな人をさらっちゃえばいいだけだからぁ〜!」


ベルキアはそう言いながらあのボックスをシルクハットから出す。

「ほうらよっと!!」

ベルキアは彼女に向かって飛びかかった。
彼女にボックスを被せて対になる箱に転送するつもりなのだ。

「Aっ!!」

クロは彼女の元に向かおうとしたが、椿にはばまれる。


「キャアッ!」



彼女がぎゅっと目を閉じる寸前、蝶が舞ったのが見えた。



「私が一肌脱ぎましょう…」


そう聞こえ、彼女が目を開くと、目の前にリリィの背中が見えた。

「なにぃ!?」

リリィはボックスを鎌で受け止め、はじき返した。

「リリィさん!」

「リリィ!」

「お怪我はありませんか?」

リリィが優しく彼女に振り返った。




「貴様ら、無事か!?」

「兄貴達、助けに来たぜ」

「御園!鉄!」

そこへ御園、鉄が駆けつけた。


ビュン!



「城田!」

真昼がよそ見をしているうちに、桜哉が真昼めがけてナイフを投げた。


キィン!


そこへヒューが間に入りキセルで弾く。


「我が輩達が来たからには何も心配いらんのじゃ!」

ヒューは自信満々に胸を張って言った。




「あらら…早いね」

この状況でも椿の余裕な表情は消えていなかった。




「なっ!?御国!?」

「やあ御園♪早かったね、洞堂がぶっ飛ばして来たのかな?」

「…っ!そ、そうだ!偶々千駄ヶ谷が屋敷に来ていてな」


「すぐに駆けつけられてよかったぜ」



「み、御園!そんな男を屋敷にあげるなんて…。お前!弟を性的な目で見るなぁ!!」


「見てませんからぁ!!お願いだから戦いに集中してください!!」

真昼は桜哉から離れ、仲間に突っ込んだ。

「ったくもう…。A、大丈夫か?」

真昼は彼女に駆け寄った。

「大丈夫…真昼くんは?」

「俺も大丈夫だ!」

真昼は仲間達を見て力強く言った。

「みんなが来たから、もう大丈夫だ!!」


真昼の姿を見て、クロは心強く感じ、また椿に向かっていった。

「すごい!サーヴァンプ達がこんなに揃って戦うなんて!!はぁあ…この瞬間よ…止まれ。汝は泣くほど美しい…」



ウィンウィンなる機械を見ながらヨハネスは1人感動の涙を流していた。

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星歌(プロフ) - [ ]さん» 全然生意気ではありませんよ!気になることがあったら質問してくださると今後の改善にもつながるので、ありがたいです!お褒めの言葉ありがとうございます!!どうぞ、これからもよろしくお願いします! (2018年12月25日 22時) (レス) id: 1d8ae6fd68 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - [ ]さん» コメントありがとうございます!よく気づかれましたね…はい、実は当初ラーヴァンプではなく「ラヴァンプ」だったのですが、自分で書いた後点検で読み返すうちに「ダッサ!!」と感じ……試行錯誤の末一番しっくりきたのが「ラーヴァンプ」だったので決定しました。 (2018年12月25日 22時) (レス) id: 1d8ae6fd68 (このIDを非表示/違反報告)
[ ] - 頑張ってください!! (2018年12月25日 1時) (レス) id: c200ade5e8 (このIDを非表示/違反報告)
[ ] - サーヴァンプはサーヴァントヴァンパイアの略称だと思うので1巻でクロが真昼に説明してたように考えるとサーヴァンプでもなくサブクラスでもないとしたらラヴヴァンパイア愛の吸血鬼ラヴァンプになるんじゃないでしょうか?生意気言ってスミマセン貴方の作品大好きです (2018年12月25日 1時) (レス) id: c200ade5e8 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - オトギリ様信者さん» わぁああ!!すみません!!本当にすみません!!吊戯さんもごめんなさい!教えていただきありがとうございます!嬉しいです!頑張らせていただきますね!! (2017年4月5日 14時) (レス) id: a2c89aa2d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星歌 | 作成日時:2017年3月24日 11時

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