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3.〜俺は確かめたい〜 ページ24

真昼said

クロとAとジェジェが話しているのを横目で見ながら、3人に聞こえない様に御国さんに声をかけた。

「御国さん」

「ん?なんだい真昼くん」

「Aやクロにキツイ言い方したのって、ワザとですよね?」

「………」

黙る御国さん。

でも、すぐにニヤリと笑みを浮かべた。

「よくわかったね、真昼くん。その通りだよ」

「いえ、なんだか、いつもより突っかかってくるなぁと思って…」

「失礼だな、俺はそんなしつこい男じゃないよ」

「そうですか?」

「なんで疑問形になるの」

「それより、なんでそこまでAを戦わせる気にさせたかったんですか?」

「それよりって…。ていうか、そんなことまで気づいてたのかい?君は恐ろしいねぇ…ねぇー、アベルー!」

御国さんは人形をすりすりしながら言う。

うざっ…。

「うーん、特殊な体質ってのが、ちょっと気になってね」

「えっ?」

「彼女はあまりにも特殊すぎるよ。吸血鬼なのに瞳も赤くなければ牙もない…。それに、サーヴァンプでもないのに動物にも変身できるんだって?特殊すぎるよ」

御国さんの目が彼女を見る。

「さらに、自分のサーヴァンプの血を吸うなんてね…」

俺もそちらに目を向ける。

ジェジェに自己紹介していたらしく、またクロの兄弟に会えたと、嬉しそうにしていた。クロはジェジェに、お手柔らかにやってくれよと、もう修行の話をしていた。



「俺は確かめたくてね」

「何をですか?」

俺は再び御国さんに視線を戻す。
御国さんの目はまだ彼女をとらえたままだった。





「本当に力がないのか…あるいは…」

3.〜第3章終了〜→←3.〜向き合えっかなぁ〜



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星歌 - 電脳狂愛ガールさん» ありがとうございます!!すごく嬉しいです…!頑張るのでよろしくお願いします!! (2017年3月22日 0時) (レス) id: 9883413a68 (このIDを非表示/違反報告)
電脳狂愛ガール(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2017年3月21日 23時) (レス) id: 47428dc64c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星歌 | 作成日時:2017年3月20日 10時

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