検索窓
今日:14 hit、昨日:20 hit、合計:77,769 hit

3.一緒にいること 〜サブクラスって、なに?〜 ページ1

クロsaid

俺たちはその後解散になって、温泉男の宿から出た。
天使ちゃんとロウレスもまだ日本にいるみたいだから、何かあったらお互い呼び合おうとなって別れた。

家に帰って、昼飯を食べて、真昼が家事をする。
Aはそれを見て、自分にも何か手伝えないかと真昼に言った。真昼は少し考えてから、いいよ、と断った。

俺にはしろしろ言うくせに…。

彼女はしょんぼりして、ゲームをしている俺の隣に来た。
何も言わないまま、俺の隣に座っている。
しばらくすると彼女は聞いてきた。

「ねぇ、クロ…」

「ん?」

「サブクラスって、なに?」

「…前に貴様ちゃんが言ってただろ。真祖が死にかけた人間に血を飲ませると…」

「そうじゃなくて…。サブクラスって、その、真祖達にとって、どういう存在なの?」

「どういう存在って…」

「私は、何をしたらいいの…」

彼女の目が悲しそうに下を向いた。

そんな顔、するなよ…。

「…俺の隣にいればいい」

「え?」

「…お前は、俺や真昼と一緒にいるだけでいいんだ…」

「そう、なの?」

「…あぁ。危険なこととか、何もしなくていい…」

その時、真昼が掃除を終えて部屋に入ってきた。

「おーい、これからスーパーのタイムセール行くから、2人もついてきてくれ」

「えー…めんどくせー…」

「お一人様パックの卵があるんだ。ついてこい」

「ちぇっ…ほんと猫使いの荒いやつ…」

俺は立ち上がった。
隣の彼女はまだ下を向いて座ったままだ。

「…A、行くぞ」

俺が声をかけると、やっと反応して、立ち上がった。

「うん…」

俺たちは、家を出た。

3.〜卵オンヘッド〜→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
設定タグ:SERVAMP , クロ , サーヴァンプ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

星歌 - 電脳狂愛ガールさん» ありがとうございます!!すごく嬉しいです…!頑張るのでよろしくお願いします!! (2017年3月22日 0時) (レス) id: 9883413a68 (このIDを非表示/違反報告)
電脳狂愛ガール(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2017年3月21日 23時) (レス) id: 47428dc64c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星歌 | 作成日時:2017年3月20日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。