番外編 マジギレ！？彼女ちゃん ページ44
ちょっと残酷？な描写入ってます！そんなにではないと思いますが…苦手な方はUターン！
〜〜〜〜〜
クロsaid
「ふにゃ〜…」
夕暮れ時に大きなあくびを一つ。
この時間帯のスーパーは人で混み合い、呑気に昼寝もできないほどだった。
「あ、お醤油買い忘れちゃった！すぐ買ってくるから、ちょっと待ってて！」
そう言って一人スーパーへ戻って行った彼女を思い出し、また一つあくびをする。
真昼に買い物を頼まれ、めんどくせーが荷物持ちをしようと思ったが日が出ているため人の姿になれず、猫姿で帰ろうとした為か彼女に置いていかれてしまった。
(まあ、すぐ帰ってくるだろ…)
そう思い仮眠を取ろうとすると頭を撫でられる。偶にこうして通行人に撫でられるせいもあり、眠れない。
「ぎにゃっ！？」
ぼーっとしていたのも束の間、尻尾に痛みが走り悲鳴をあげる。見ると汚そうなスニーカーに踏まれており、痛みに顔をしかめた。
「あぁ？なんだ？」
尻尾が解放され見上げるとガラの悪そうな男2人がオレを見下ろしている。本当なら文句を言ってやりたいが猫が喋り出すととんでもないことになるため睨みつけるだけにする。
「んだよ猫かよ」
「あぁ？こっち見んじゃねーよ」
見るからにアホそうな面に見下ろされ、睨むのもめんどくさくなったからふて寝を決め込む。早く彼女が帰ってこないかな、と思い寝ようとすると、不意に体が持ち上がった。
「にゃ…？」
「俺ら今機嫌悪りぃんだよ…」
「ちょっと付き合ってくれねーか？」
男たちがニヤリと笑うのを見て嫌な予感がした瞬間、オレの顔にパンチが入った。
「にゃっ…！！」
「おーいい声で鳴けよー？」
(こいつら…こんなかわいい癒し系猫を殴るとかぜんっぜん向き合えねー……)
内心そう思いながら何とかうまく受け身をとるが、男2人のパンチに長くも耐えられず全身が悲鳴を上げ始める。
(助けっ…)
助けを求めて周りを見るが、どいつもこいつもかわいそうな目でオレを見るだけで他人任せ。
(こんな時…あいつなら絶対助けてくれんのに……)
ボロボロの自分を拾ってくれた主人を思い出していた時、地面に落とされギチギチと踏み潰された。
「やめっ…！！」
思わず喋ってしまったが、自分の声ももう虫の声程度になっていたため男たちには聞こえていない。
(最悪だ…)
そう思った時だった。
「クロお待たせ！ごめんね遅くなって、レジがちょっと混んでて」
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星歌(プロフ) - カコさん» 私も最近嫌いになれない人だなと思うようにはなりました…。この小説だと完全悪者扱いですよね…すみません…！！ (2018年2月24日 21時) (
レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 塔間さん嫌いにはなれないです…。 (2018年2月24日 16時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 唄さん» 大いに同感であります唄様…！！全てにおいて美しいですもんね、めんどくせーから家デートでとか言われても全然オッケーですもんね。むしろありがたき幸せ。クロ大好きです！！ (2018年2月22日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
唄(プロフ) - 切実にあんな彼氏が欲しくなる、と言うかクロと言う名の彼氏が欲しくなりますね。 (2018年2月21日 21時) (レス) id: 4acb668125 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - お菓子の家さん» コメントありがとうございます！わあ〜！！なんとありがたきお言葉！！そう言っていただけると、もっと頑張ろうと思えます(*´∇｀*) 頑張らせていただきます！ (2018年2月20日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星歌 | 作成日時：2018年2月6日 20時
