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番外編 短編集5 ページ40

短編集と言いながら短いお話一本。すみません…。

〜〜〜〜〜



『ファーストキスの行方』


クロsaid





「ふ、あっ……んん…」


「どうだA…?」


「そこ、やだぁ…ん、あっ…」


「嫌じゃねーだろ?気持ちいいの間違いじゃねーか?」


「うぅ……気持ち、いい…!もっと、強く…して?」


「言われなくても…」


「んっ…にゃあ……!」


「気持ちいいだろ?マッサージ…」



オレは今彼女の背中をマッサージ中なう。

ん?お前らなに想像してたんだ?





「クロ…マッサージ上手だねぇ……」


「まーな、長年生きてりゃ…過去の主人とかに頼まれることもあったし…」



彼女が最近体が痛いと言うのでマッサージを提案すると嬉しそうにうなづいた。ベットに横になってもらい彼女の体を跨いで背中を押したり揉んだり。



「そうなんだ…」


「めんどくせーけど、主人に命令されたら逆らえねーし…」


「大変だね…どんな命令されたの?」


「んー…買い物行ってこいとか風呂洗えとか……」


「それ真昼くんでしょ?」


彼女はおかしそうにクスクス笑う。
誰かを殺せとか戦争で前線立って戦えとか命令されてたって言ったら、こいつは悲しむだろうから…。



「ねえ、クロ…」


「んー?」


「過去の主人の中に、女の人もいたんでしょ…?」


「まあ、ちらほら…」


「嫌な命令とか…変な命令、されなかった…?」



オレの方をチラッと見る彼女の横顔が、少し寂しそうに見えた。



「それってどんな命令だ?」


「えっ?それは…」


「どんな命令なんだ?」


「えっと…///」



大体言いたいことは分かる。
でも頰を染めて困った顔をする彼女の顔がかわいいからもう少し困らせることにした。



「言ってくれねーと答えられねーぞ?」


「えっと…えっと……その、キス…とか…///」


「あー…どうだったかなー?」


「えっ……」



彼女の顔が困った顔が今度は悲しそうに眉を下げる。別に悲しませたかったわけじゃない。

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星歌(プロフ) - カコさん» 私も最近嫌いになれない人だなと思うようにはなりました…。この小説だと完全悪者扱いですよね…すみません…!! (2018年2月24日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 塔間さん嫌いにはなれないです…。 (2018年2月24日 16時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 唄さん» 大いに同感であります唄様…!!全てにおいて美しいですもんね、めんどくせーから家デートでとか言われても全然オッケーですもんね。むしろありがたき幸せ。クロ大好きです!! (2018年2月22日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 切実にあんな彼氏が欲しくなる、と言うかクロと言う名の彼氏が欲しくなりますね。 (2018年2月21日 21時) (レス) id: 4acb668125 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - お菓子の家さん» コメントありがとうございます!わあ〜!!なんとありがたきお言葉!!そう言っていただけると、もっと頑張ろうと思えます(*´∇`*) 頑張らせていただきます! (2018年2月20日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星歌 | 作成日時:2018年2月6日 20時

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