番外編 研究データ8 ページ32
「…って訳で、あの一件はヨハンがしたんじゃなくて塔間さんのしたことだから、許してやってよ怠惰」
数日後、御国に呼び出され店へやってきた3人。
クロは大反対していたが、今回は師匠である御国の呼び出しだからと彼女が必死に頼み、真昼も合わせて3人で行くならと言うことで承諾を得た。
だが店に着くなりヨハネスが姿を見せ、クロが彼女を守るように殺気を露わにし今にも飛びかかりそうだったので、御国がヨハネスから聞いた状況を説明する。
それを聞いて真昼と彼女は納得したが、クロは未だに眉間にしわを寄せていた。
「どっちにしろあの機械をつけたのはそこのマッドサイエンティストだろ…」
「そうなんだけどさ〜怠惰。俺はラーヴァンプの戦闘力の最終確認をしようと思ってただけであって、あんなことしようとは思ってなかったんだって」
「信じられるかそんなこと…」
「クロ…」
ヨハネスの弁解も一言で跳ね除けてしまうクロに彼女は困った表情を見せる。御国も困ったようにため息をついて話した。
「あの機械はC3の最新機器でバーチャルで戦うためだけのものであって、あんな変態みたいなことさせる道具じゃないんだってば」
「あ？変態みたいなこと？」
クロがそのワードに引っかかってしまいビクッとなる彼女。実はというかもちろんだが、バーチャル空間であったクロとのことは本人には話していない。
「お前らAに何やったんだ…」
「わ、わあー！！！何にもないよクロ！」
御国とヨハネスに詰め寄ろうとしたクロを彼女が間に割って入る。だがそれは逆効果だったようでその慌てた態度にクロは余計怪しんだ。
「じゃあ何であんなに顔真っ赤だったんだ…」
「それは、そのっ…///」
バーチャルの中でとは言え、恋人にしっかりと胸を揉まれた感覚が残っており、言い訳を考えるはずが思い出した恥ずかしさで頭から湯気が出るほど顔が赤くなった。
「顔赤いぞ…」
「だって…クロがあんなことするから…///」
「あ？オレが何したって…」
ーーパンッパンッ
クロが言いかけたところで御国がわざとらしく手を叩く。
「その話は後で2人でゆっくり話してもらえるかな？今は吸血鬼のAちゃんのことについて話さないと」
御国がそう言うとヨハネスは何枚にも束ねられた書類を彼女に手渡した。
〜〜〜
すみません…猫の日、完全に忘れてました…。
今忙しいので余裕ができたら投稿したいな、と思っています…すみません…！
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星歌(プロフ) - カコさん» 私も最近嫌いになれない人だなと思うようにはなりました…。この小説だと完全悪者扱いですよね…すみません…！！ (2018年2月24日 21時) (
レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 塔間さん嫌いにはなれないです…。 (2018年2月24日 16時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 唄さん» 大いに同感であります唄様…！！全てにおいて美しいですもんね、めんどくせーから家デートでとか言われても全然オッケーですもんね。むしろありがたき幸せ。クロ大好きです！！ (2018年2月22日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
唄(プロフ) - 切実にあんな彼氏が欲しくなる、と言うかクロと言う名の彼氏が欲しくなりますね。 (2018年2月21日 21時) (レス) id: 4acb668125 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - お菓子の家さん» コメントありがとうございます！わあ〜！！なんとありがたきお言葉！！そう言っていただけると、もっと頑張ろうと思えます(*´∇｀*) 頑張らせていただきます！ (2018年2月20日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星歌 | 作成日時：2018年2月6日 20時
