番外編 バレンタイン!8 ページ16
「んっ!?……んっ……んん…///」
クロの舌が入ってきてチョコと一緒に舐められる。ゾワッとする感覚に逃げようとしたが、頰を掴まれそのまま深く深くキスし合った。
口の中のチョコが溶けきると唇が離れる。2人の間には茶色の混じった糸が引いていた。
「な?甘いだろ…」
「甘、いっ…/// クロのキス……チョコと一緒に溶けちゃいそうだよ…///」
その発言にクロはグッと何かがこみ上げ、また袋から生チョコを取り出し彼女の唇に当てがった。
「まだしていいか…?///」
「いい、よ…///」
口の中に転がしチョコと一緒に彼女を求める。
(もういい、よな?)
クロはグッと彼女をベットへ押し倒し、キスしながら彼女に跨った。
甘くほろ苦いチョコレートとクロの理性は同じように溶けていく。
クロが薄っすらと目を開けば息苦しそうに眉を寄せながらも、必死についてこようとする表情が見えた。
完全に溶けきった後も何度かキスして、唇を離す。彼女の赤くドロドロとしたジャム色の瞳の奥に、獣のように目を光らせる自分が映っていた。
「はぁ…くろぉ…///」
「Aっ…」
チョコの甘さと彼女から出る甘い香りに酔い、荒く息をする胸に手を伸ばした時、彼女の頰にポタリと何かが落ちた。
「あ?」
「えっ?」
それはまた彼女の頰に落ち、赤い跡を作る。何かと驚いていると彼女が小さく悲鳴を上げた。
「クロっ!鼻血だよ!」
「えっ…?」
自分の鼻に触れてみると、指先には赤い鮮血がついていた。
「うわー…」
「ティッシュ!ティッシュ!クロ鼻押さえて!!」
彼女は起き上がりティッシュを何枚かクロの鼻に押し当てる。
鼻のつけ根を押さえて!と処置をしてくれる彼女に感謝しながらも、今回はまさか自分が邪魔に入ると思わずクロは一人大きなため息をついた。
(ホワイトデーは十倍返し…だな)
そんなことを胸に秘めながら。
チョコの食べ過ぎにはご注意を!
ーバレンタイン! 終了ー
〜〜〜〜〜
またまた長くなってすみません…。
そして、今回も進めなかったクロ…ホワイトデーが楽しみですね!笑(ネタ全く考えていませんが…)
皆様も大切な人、好きな人に渡せたでしょうか?
受験生の方はこの時期とても忙しいとは思いますが、勉強と向き合って、頑張ってくださいね!!
御園誕生日おめでとう!٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸♪
映画での大活躍を楽しみにしてるね!!
22人がお気に入り
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星歌(プロフ) - カコさん» 私も最近嫌いになれない人だなと思うようにはなりました…。この小説だと完全悪者扱いですよね…すみません…!! (2018年2月24日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 塔間さん嫌いにはなれないです…。 (2018年2月24日 16時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 唄さん» 大いに同感であります唄様…!!全てにおいて美しいですもんね、めんどくせーから家デートでとか言われても全然オッケーですもんね。むしろありがたき幸せ。クロ大好きです!! (2018年2月22日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
唄(プロフ) - 切実にあんな彼氏が欲しくなる、と言うかクロと言う名の彼氏が欲しくなりますね。 (2018年2月21日 21時) (レス) id: 4acb668125 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - お菓子の家さん» コメントありがとうございます!わあ〜!!なんとありがたきお言葉!!そう言っていただけると、もっと頑張ろうと思えます(*´∇`*) 頑張らせていただきます! (2018年2月20日 21時) (レス) id: a4174cb21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星歌 | 作成日時:2018年2月6日 20時