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番外編 メロメロ吸血鬼現る!?3 ページ23

「へー、それは失礼な人だな」



真昼は彼女の買ってきたパンを頬張りながら、帰り道での話を聞いてそう言った。





「何のためにそんなこと聞いたんだろな」


「うーん…私もよく分からなくって」


「それよりA…手は大丈夫なのか?」



パンを咥えながら心配そうに近寄ってきたクロに、何の傷もない手を見せた。



「大丈夫だよ。吸血鬼だからすぐに傷も消えるし」


「よかった…」





食べながら彼女の肩に顎を乗せ寄りかかるクロ。彼女は甘えてくるクロの頭を撫でながら自分もパンを頬張った。





「明日帰り、迎えに行く…」


「心配しなくても大丈夫だよクロ」


「いや、またその不審者がでたら…」


「相手は女の子だし、私だって強いから大丈夫!」


「それでも心配だ…」



ギューッと抱きしめてくるクロに頬を染めながらもその優しにキュンとなる。




「じゃあお願いしよっかな」


「おう…」


「お前ら、俺の目の前でイチャイチャするな」




ーーーーー



次の日、前日の帰り道でのことを話すと定員たちの顔が引きつった。



「Aちゃん…それマジ?」


「うん、不思議な人だったなぁ」


「お、おい…その女の特徴は?」


「えっと…真っ赤な髪してました!綺麗でしたよ!」


「あらら…」





深刻な顔をする3人に彼女は首を傾けた。



「どうしたんですか?」


「Aちゃん、よく聞いて。その女が噂の吸血鬼なんだよ」


「………え?」


「その女が男をメロメロにしちゃう吸血鬼!そして今回のターゲットにされたのがAちゃんってこと!!」


「え、えぇー!??」



彼女の驚いた声が店内に響く。幸い、開店したばかりのため客はいなかった。




「そ、そんなっ!どうしたらいいんですか!?」


「どうしたらって言われても…」


「今まで狙われた奴は全員メロメロにされちまってるしな…」


「能力は1人にしかかけられないみたいだから、その吸血鬼が他のターゲットを見つけるまで我慢するしかないわね…」


「そ、そんなぁ…」



その時、ちょうどモーニングを食べにきた客が入ってきて全員仕事に戻った。

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星歌(プロフ) - 箱庭さん» 何故か謎の人気っ…笑 今から楽しみにしてますよ笑 (2017年12月31日 22時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)
箱庭 - 星歌さん» リナリアさん、好きですよ! 3月ですか!ありがとうございます!!お年玉(もらえれば)貯金しておきますね(ー∀ー*)よいお年を〜! (2017年12月31日 17時) (レス) id: 01beeaad7a (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 箱庭さん» リナリアお気に召したでしょうか?(*´∇`*) 12巻発売までまだ時間あるので大丈夫ですよ!3月の予定だそうです!! (2017年12月30日 21時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)
箱庭 - リナリアさんキターーーー!……… うぅ…金欠で12巻買えないいいい…泣 (2017年12月30日 20時) (レス) id: 01beeaad7a (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 箱庭さん» 大丈夫ですよ!「ぁー!!」って伸びてるなーって思ってちょっと笑いました笑 (2017年12月25日 21時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星歌 | 作成日時:2017年12月2日 19時

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