番外編 映画化記念!8 ページ12
「そうか…じゃあ泣いて甘えられた分、オレも甘えよーかな…」
クロは肩を押され布団の上に倒れた彼女の上に跨った。驚いて彼女は目を丸くする。
「我慢しねーからな…」
クロの声が低く囁かれた瞬間、首筋を熱い舌で舐めあげられた。
「ひゃあ!?…あ、ク、クロ!私が何かしたなら謝るから!」
「いい…今はオレに集中しろ…」
抵抗しようにも両手を押さえられ身動きがとれない。それに、どこかで嫌じゃないと思っている自分がいる。
「ん〜…クロ離してー…///」
「安心しろ、なるべく優しくするから…」
耳元で甘く呟かれ、思考がトロンと溶けるような感覚になる。首筋にチリっと痛みを感じ、強く吸われた。歯ではなく、唇で。
「あっ…///」
「A甘い…」
股の間に足を入れられスーッと太ももを撫でられると、浴衣に手がかかった。
「わわわっ!?///ダメ!ダメだよクロ!なんで脱がせようとするの!?///」
「食うためだろ…」
「私はおいしくないよ!?」
「いや、うまい…食べたいのに我慢してたんだし今日はお前から誘ってきたんだからな…」
「…って脱がしちゃダメー!///」
クロはわーわーと喚く彼女の唇にキスすると甘えるように尋ねた。
「いいか…?」
「うっ…あう…///」
クロのお願いには弱い。
抵抗しなくなった彼女を見てクロはほくそ笑み、鎖骨を舐めあげた。
「クロっ…///」
「大丈夫だ、今回は邪魔も入らねーよ…最後までしてやるから…」
「死ねクズネズミィー!!」
「そう、ネズ…は?」
聞こえた声に耳を疑った時、ドゴォン!と部屋の壁が吹き飛んだ。
「え?」
「嘘だろ…」
瓦礫の下に埋まっているのはロウレス。壁に空いた穴からリヒトが入ってきた。
「オレが右の布団がいいっつったら右だ!オレが右で寝る!!」
「オレだって気分的に右がいいんスよ!天使ちゃんはちょっと我慢ってものを覚えたらどうっスか!?」
2人に気づかず言い合いを始める強欲組。
「どういうことだ…」
『いや、流石にこれ以上は…生々しく書くわけにはいかないし、ね?』
「む、向き合えねー…」
こうして、映画化記念温泉へは終了しましたとさ。
おまけ
「クロに舐められ……///はっ!もしかして温泉に甘いものが入ってたのかな!?だからクロは甘いって…そういうことだね!
ん?首に真っ赤な痕がついて…冬なのに蚊にかまれちゃったかな?」
温泉も彼女ちゃんも天然でした。
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星歌(プロフ) - 箱庭さん» 何故か謎の人気っ…笑 今から楽しみにしてますよ笑 (2017年12月31日 22時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)
箱庭 - 星歌さん» リナリアさん、好きですよ! 3月ですか!ありがとうございます!!お年玉(もらえれば)貯金しておきますね(ー∀ー*)よいお年を〜! (2017年12月31日 17時) (レス) id: 01beeaad7a (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 箱庭さん» リナリアお気に召したでしょうか?(*´∇`*) 12巻発売までまだ時間あるので大丈夫ですよ!3月の予定だそうです!! (2017年12月30日 21時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)
箱庭 - リナリアさんキターーーー!……… うぅ…金欠で12巻買えないいいい…泣 (2017年12月30日 20時) (レス) id: 01beeaad7a (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 箱庭さん» 大丈夫ですよ!「ぁー!!」って伸びてるなーって思ってちょっと笑いました笑 (2017年12月25日 21時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星歌 | 作成日時:2017年12月2日 19時