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番外編 映画化記念!7 ページ11

「布団敷いてある…」





彼女の部屋に入ると既に一つの布団が部屋の真ん中に敷かれていた。クロは彼女を布団の上に寝かし、気持ちよさそうな寝顔をジッと見つめた。



「かわいいな…」



酔って染まった頰は色っぽく、浴衣から覗く白い首筋に痕を残したい衝動に駆られる。




「そろそろいいんじゃねーかとか思っちまうんだよな…///」



自分たちは恋人同士なのだから…そう思ったクロだったが、酔って寝ている相手に手を出すのは罪悪感があるので彼女から離れた。
彼女の頭を撫で、立ち上がって部屋を出ようとした時、カチャリと音がした。




「ん?」




クロはその音にキョトンとなった後、まさかと思い慌ててドアノブを回す。だが、ガチャガチャと音を立てるだけで開かない。



「鍵が閉まって…はあ!?」


『いや、読者の皆様からの期待の眼差しを感じて閉じ込めちゃった方がいいのかなと』


「作者っ…なんだ期待の眼差しって…」


『察してください。じゃあ頑張ってくださいね』


「マジかよ…」



クロはこの事態に胸がドキドキとうるさくなった。



「うぅ…くろぉ…」


その時ユラユラと彼女が起き上がった。クロの心臓は高く跳ね上がり、とりあえず酔いをどうにかしようと水を彼女に差し出した。



「Aみ、水飲もう…」


「くろのませてー」


「ぐっ…」



クロは彼女の体を起こしコップを口に当ててやり、ゆっくりと口内に流し込んだ。飲みきれなかった水が口から溢れる姿にも妙に色っぽさを感じる。



(耐えろオレっ…!)



なんとか全て飲ませ、彼女をまた寝させた。



「A…酒好きか?」


「好き、かな…ワインの方が好みだけど…」


「そうか…飲むのはいいけどせめてオレの前だけにしてくれよ」


「え?」


「お前のそーゆう色っぽい姿を他の男に見せたくねーから…」




どうせ朝になればこの約束も忘れてるだろ…そう思って彼女の方を見た時、顔がリンゴのように赤くなっていた。その反応はいつもの彼女にそっくりで…





「A…」


「は、い…」


「お前、酔い冷めてるだろ…」


「うっ…///」


彼女は起き上がるとクロの方へ向き直った。

「だ、だって…御国さんに日本酒飲まされて…気づいたらクロが部屋で水飲ませてきてたんだもん!私酔ってた?」


どうやら飲まされたと言ってもほんの少しだったようで、もう酔いが覚めたようである。それはよかったのだが…クロの中ではもういろいろ限界だった。

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星歌(プロフ) - 箱庭さん» 何故か謎の人気っ…笑 今から楽しみにしてますよ笑 (2017年12月31日 22時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)
箱庭 - 星歌さん» リナリアさん、好きですよ! 3月ですか!ありがとうございます!!お年玉(もらえれば)貯金しておきますね(ー∀ー*)よいお年を〜! (2017年12月31日 17時) (レス) id: 01beeaad7a (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 箱庭さん» リナリアお気に召したでしょうか?(*´∇`*) 12巻発売までまだ時間あるので大丈夫ですよ!3月の予定だそうです!! (2017年12月30日 21時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)
箱庭 - リナリアさんキターーーー!……… うぅ…金欠で12巻買えないいいい…泣 (2017年12月30日 20時) (レス) id: 01beeaad7a (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - 箱庭さん» 大丈夫ですよ!「ぁー!!」って伸びてるなーって思ってちょっと笑いました笑 (2017年12月25日 21時) (レス) id: 6f03f41f00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星歌 | 作成日時:2017年12月2日 19時

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