光の/姉の/日常記。

切っ掛け＊Izuki ページ18

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夏はなつい、(ﾟ∀ﾟ)ｷﾀｺﾚ!!


冒頭の時点で察した人は正解だ。
ダジャレを愛する男とは俺のことを言う。
どうも、皆さんおはこんばんにちは。

誠凛高校バスケ部:背番号5番、伊月俊です。
そんな俺、伊月俊は今日も旬(しゅん)のネタを探しては、最高のダジャレを考える毎日だ。

もちろん、バスケにだって全力だ。ダジャレがあれば尚更いい。…あんまり調子に乗ると怒られるけどね。主に、チームメイトから。


とまあ、俺の身の上話が済んだところで。

唐突だけど、俺のクラスメイトで(一応)友人である、彼女との出会いの話をしよう。
…そう。後輩であり、チームメイトの火神大我の姉、火神Aについてね。




──遡ること一年前──





｢…だから地毛ですって…｣

｢…?｣



都内だろうが市内だろうが、大抵の中高生は、月に一度、服装検査がある。
俺の高校の場合、今年出来たばかりということもあってか、規制は割と緩かったりする。

同中だった同中の一人は(何をどうしたらそうなるのか)明らかに染めてたから呼出しくらってたけど。



｢どう見ても日本人の髪じゃないでしょう!｣

｢…いや…だから、遺伝で｣



困ったように弁解する彼女の髪色は…なるほど、傍から見れば確かに染めたとしか思えない。

服装検査でOKを貰い、さあ教室に戻ろうとした時何やら言い合っている声が聞こえて、興味本位で覗いて正解だったな、と思う。



｢あの先生、ちょっと…良いですか?｣

｢あら、伊月君。ごめんね、また後にしてくれる?｣

｢そうじゃなくて。｣



これでも先生からのウケは良い方だ。案の定、軽くたしなめられはしたが、ちょっと強気でいけば話は聞いてくれそうだ。


｢ちゃんと、確認したんですか?｣

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