検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:48,617 hit

ページ15




___タンッ


ボールが軌道を描き、ネットを潜る。
やがて、軽くバウンドし、俺の足元へと転がってきた。
何気なくそれを拾うと、唖然とする俺をよそにそいつは飄々(ひょうひょう)と言い放った。



「――…えーっと…私が勝ちってことでいい?」

「――まだ終わってねぇッ!!もう一回、」

「4点先取したのが勝ちだって決めたのは何処の誰でしたっけ」



知るか、そんなこと――そう言ったが、明後日の方向を向かれただけだった。…聞く気ねぇな、コイツ


「今の君に足りないのはスタミナだよ」

「…は?」



と、思えば唐突にそう言ったそいつ。
…今の俺に、足りない??
スタミナ……体力が?


___


「そんなんなくても、俺は勝て――」



そう言いかけてぐ、と押し黙った彼。何故ならば、ついさっき彼は負けたのだ。私というイレギュラーに。



「君が、バスケの才能も、技術も全部ずば抜けてるってのは見ててわかった。…けど、それを生かせてないのが今の現状」

「……」


紛れもない、彼は"天才"なのだから。
だからこそ。


「今の君は、才能や技術にかまけて何も見ちゃいない……いや、見ようとしてないんだ。」

「…!!な、」


反論しようとした彼を手で制し、良いから聞いてろと目で訴えれば素直に黙った。…変な所で素直だなあ←


「…身体が付いて来なかったら、才能も、技術も追い付いてこないよ。」



だから体力もといスタミナつけろ。そう付け加えて、背を向け、歩き出す。
おい!呼び止める声なんて聞こえない、聞こえないったら聞こえない←



「好きなら、勝ちたいなら、ぶつかっていけ。…何回も何百回も。」


呟くように言った言葉は、果たして聞こえたのか否か。
とりあえず暫くの間、ストリートコートに行くのは控えようと思いました。

…アレ、作文??←



____

御夜さん、リクありがとうございました!!

謝罪するなら金をk*Sakurai→←サボり魔くんと*Aomine



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (400 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
162人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユキ(プロフ) - kosigayamaihintさん» ありがとうございます。殆ど妄想で書いているようなもんなので、とても嬉しいです。無理をしない程度に更新頑張りますw (2018年8月30日 9時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
kosigayamaihint(プロフ) - 光の姉凄く大好きです!この本編では見れないお話見るのとても楽しいです!更新楽しみにしています!でも無理はしないでくださいね (2018年8月30日 1時) (レス) id: d0a46af0d1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございます!あくまでも関係は年上と年下みたいな感じです!私も夢主がタイプですw (2018年4月25日 7時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - こういう殺伐として甘くない関係好きです!夢主が超どタイプ。← (2018年4月25日 6時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 黒九路苦さん» ありがとうございます!更新は思い付いた時にやっていますが、待って頂けると幸いです。これからも頑張ります。 (2018年2月12日 0時) (レス) id: de1da99f45 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年10月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。