現実ってそううまくいかない...わけでもないんだよね〜黒バストリップ〜Part4

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茶川side





ハーフライン(？)から誠凛ボール。


伊月さんが様子を伺いつつ、隙を突いて火神君にパス。

そして、ボールを受け取った火神君は黄瀬君に向き合う。




黄瀬｢…？何か変わったんスよね？｣



これまでの火神君のプレイから考えれば、この後の選択肢は、ドライブかフェイダウェイだった。


そう考えたらしい黄瀬君は、ドリブルをして黄瀬君を抜く様子を見せた火神に、正面からボールを取りにいく。




しかし、火神君は黄瀬君を抜くのではなく、パスを出した。



…そう、黒子君に。




弾かれたボールは再び火神君の元に返る。




黄瀬君はまさかパスをすることを予想してなかったらしい。その為、反応が遅れ止められない。





____ﾊﾞｷｬｯ!!




そのまま、火神君のダンクは綺麗に決まった。






「火神君ナイスー」


火神「ｳｯｽ!!」





海常がオタオタしている内に、再び火神君にボールが渡り、火神君は黒子君にパス。




黄瀬『そう簡単に同じ手には乗らねェっスよ』



…みたいな、視線を感じたのか。黒子君は、ボールを火神君ではない人に弾いた。




日向「 」ﾆﾔｯ



…日向さんだ。






反応出来なかった海常の選手…小堀さん…(だったかな？)が思わず声を上げるが、もう遅い。





気がついた時には日向さんのスリーポイントシュートは決まっていた。…流石です。




日向｢ちょっとは見直したかね１年２人！｣


満足そうに笑いながら、眼鏡をくいっと態とらしく上げて言う日向さん…が、他の人たちは全く気に留めていない。


せめて、何か言ってやれよ。





『日向さん、ナイスシュート！』


「日向先輩!カッコいいです!!」


「日向さんドンマイｗｗ」←





日向「茶川と鈴村ありがとう、そして黒山は後で覚えてろよ」






私と鈴村さんが言えば、日向さんは眉根を下げて申し訳なさそうに笑い返してくれた。


優ちゃんは人をからかうのも大概しようね…






火神君と黒子君のコンビネーションで攻める作戦は、成功…なのかな？
たまにパスミスとかあるけど…。


黄瀬｢黒子っち…！｣



黒子｢黄瀬君は強いです。ボクはおろか火神君でも歯が立たない。


…けど力を合わせれば…二人でなら戦える｣






不満そうに悔しそうに顔を歪めて彼を見る黄瀬君に、彼___黒子君はハッキリと言い切った。








『(ﾎﾞｿｯ…ここからが大変なんだけど』

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