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・
『ビンゴだね』
「前日にもあったね」
「笹木さんのソロコンサート」
相葉くんがその子と仲のいいバイト先の子に聞くと
やはりあの日の前日に行くと言っていたらしい。
「事件は会議室でおきてるんじゃない
現場でおきてるんだ」
突然某ドラマで聞いた事あるようなセリフを
キメ顔で言う智くん。
「ここ会議室じゃありませんよ」
それをバッサリ切り捨てていくニノ。
「問題はどうやってその会場に入るかだよね」
「チケットなんか持ってないし･･･」
「翔くんチケット」
『ごめん ないよ』
「ありますよ」
ニノを見るとニヤッと笑った。
「チケットはありませんが私にとっておきの秘策が」
・
「秘策ってスタッフに紛れることかよ」
松潤の声がイヤモニを通して伝わってくる。
「スタッフの振りをして会場に入り込んで
いかにもスタッフですみたいな顔をして原因を探るんです
あ、別のスタッフが来たら直ぐに逃げてくださいね
さすがにバレると思いますんで」
因みに会場内に入ってるのは
俺と相葉くんと智くんと松潤だ。
ニノは外から指示を出すんだって
みんな別々の場所に待機してる。
俺は比較的舞台に近い場所 肉眼でもよく見える。
今の所お客さんが入ってくるだけで
おかしな点もおかしな気配もしない。
「こちら相葉、異常なーし」
「相葉さん息の量が多すぎて雑音しか聞こえません」
「小声で話しすぎだよ」
「こちら大野、異常なーし」
『智くんも真似しないの』
そうしてる内に暗くなり舞台にライトが当たった。
登場したのが丁度俺のいる位置からで彼女の姿が
『･･･っ、』
「うわぁ綺麗な人だね」
「あの人がそうなのか」
これは･･･どっちだ？
考えてる間に演奏が始まる。
流れ出した音色はとても心地よくて
頭の中がぼーっとするような。
『みんな！耳を塞いで！』
急いでイヤモニに呼びかけるも
「え、翔ちゃん？」
ニノからしか返事がない。
(くそっ、遅かったか)
すると近くのお客さんから何かが飛び出して来た。
それはフワフワと空中に浮かんでいて
(まずい、魂が抜けてる)
他のお客さんも同じ様な状態になってる。
止めさせる為に近くにあった物を咄嗟に投げると
それに気付いた笹木さんがサッと避けた。
こっちを見た笹木さんの目は
人間では有り得ないほどに血走っていた。
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リス(プロフ) - 妖さん» ありがとうございます！そう言って頂けると励みになります。 (2019年10月4日 22時) (
レス) id: f3ab4dd572 (このIDを非表示/違反報告)
妖 - はじめまして！とても面白い作品ですね。更新、気長に待っています。 (2019年9月30日 19時) (レス) id: c254da3528 (このIDを非表示/違反報告)
リス(プロフ) - コメントありがとうございます！この小説では5人がメインなので5人のわちゃわちゃしてる姿も楽しんで頂けたら幸いです (2019年9月1日 0時) (レス) id: f3ab4dd572 (このIDを非表示/違反報告)
櫻翔 - 夢主さんがいる作品も好きですが､5人の物語もとっても素敵です｡リスさんのペースで頑張ってください(^-^) (2019年8月30日 23時) (レス) id: ae35368d95 (このIDを非表示/違反報告)
櫻翔 - はじめまして｡いつも読ませていただいています!翔さんがメイン?で嬉しいです｡5人とも謎が多いですが､これから解き明かされると思うと楽しみです!!更新､待ってます(*^･^*)/ (2019年8月30日 23時) (レス) id: ae35368d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リス | 作成日時：2019年8月3日 0時
